【アパレル職種研究】「プレス」(PR)のお仕事  求められるスキルは?

  • 2017年08月24日更新
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ファッション業界で「プレス」と呼ばれる職種の担当者は、どのような業務を行っているのでしょうか?一見華やかな職種に見えますが、華やかなだけではない「プレス」のお仕事についてみていきましょう。

もくじ

  • プレスとは?
  • アパレル業界でのプレス業務のお仕事とは?
  • 「ビームス」プレス小林さんの先輩インタビュー
  • 外部委託のプレス企業が増えている
  • プレスに求められる能力とは?

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プレスとは?

ファッション業界で「プレス」と呼ばれる職種は、フランス語で「アタッシェ・ド・プレス」の略語で、広報担当を指します。メーカーだけでなく、小売業でもプレス担当を置いているところが多く、自分の会社やブランドの商品がより良いイメージで世の中に伝えるのがプレスと言う職種のお仕事です。

アパレル業界でのプレス業務のお仕事とは?

ブランドやお店の広報・宣伝活動を行う、販売促進の担当者で、シーズンビジュアル(カタログ)や雑誌タイアップの打ち合わせから撮影、校正までを行います。

また、雑誌・新聞・テレビなどへのサンプルのリース対応や、SNSやブログ、プレスリリースなどでの情報配信、取材対応や、展示会での関係者対応などの業務も行っており、業務内容は多岐に渡ります。

マスコミの担当者や撮影関係者、スタイリストなど、社外とのやり取りが中心となる職種なので、コミュニケーション能力の高さや柔軟な対応力が必須と言えます。

またブランドの顔としてマスコミに登場したり、ポスターやカタログ製作の中心になるなど、一見その活躍は華やかに見えますが、実際は商品貸し出しの対応や、雑誌タイアップ時の校正チェックなどの地道な仕事も数多くあるのが特徴です。

「ビームス」プレス小林さんの先輩インタビュー

―効果的なPR発信の原動力は、社内外スタッフとの信頼関係―

株式会社ビームス クリエイティブ 販売促進部/プレス 小林順平さん 入社9年目

【Profile】

新人時代にスーツの関西旗艦店で販売を経験。その経験を買われドレス部門のプレスへ。イタリアで開催される世界最大の紳士服見本市ピッティ ウォモを視察するなど、最先端のトレンド収集も精力的に行っています。

「洋服が好きな母や兄の影響を受けて、幼い頃からファッション業界に憧れていました」と語る小林さん。ビームス入社後は大阪・神戸のショップで販売を経験し、2年半前に東京へ異動。ドレス部門のプレス担当として活躍中です。「雑誌の取材対応や商品の貸し出し、広告企画や撮影立ち合い、シーズンカタログの制作など、プレスの仕事は多岐に渡ります。効果的なPRを発信するためには、社内はもちろん、カメラマンやスタイスト、編集者など、社外の方との信頼関係を築くことが何よりも大切」。最も達成感を味わったのは昨年の秋冬ドレスカタログの制作。「初めてメインの担当を任され、スタッフとアイディアを出し合って作り上げました」。将来は人材育成や会社全体の販促業務にも挑戦したい、それが小林さんのビジョンです。

会社名 株式会社ビームス

事業内容:紳士服、婦人服の販売、商品・店舗開発、宣伝販促に関する企画制作

URL http://www.beams.co.jp/company/

 

外部委託のプレス企業が増えている

プレス担当は、1ブランドごとに担当者がいるのが一般的です。近年、プレス業務を外部に委託するケースが増えています。外部委託が進んだ背景には、より専門的なプロデュース能力を求められるようになってきたことがあり、従来までのターゲットと異なるゾーンへの訴求やマーケットへのプレゼンテーションを有効に行うために、より専門的な知識を持つ外部の専門企業を活用するケースが多くなっています。また、ブランドのリニューアルなどが盛んになったことも背景にあります。

プレス専門企業は、委託された企業においてどれだけプレスの効果を出せたかという結果が問われます。何人の集客が出来たか、どれだけイメージのよいページを確保出来たかなど、担当企業の思惑に的確に応えられるプレス活動が求められています。

プレスに求められる能力とは?

先ほども触れたように、様々な外部担当者とのやり取りが多い職種なので、コミュニケーション能力は必須です。また、雑誌など、ファッション業界でも最先端で情報を発信していくメディアとの関わりが多くある職種なので、流行を敏感にキャッチする俊敏さも重要になってきます。

また社内において、ブランドのコンセプトやテーマなどを理解し、どのメディアを使って、どう露出していくかを判断する能力も必須です。自分自身もマスコミに登場し、ブランドをアピールすることも多くあるので、ブランドアイコンとなってブランドをPRしていく発信力も必要です。

プレスという職種は、会社やブランドを熟知していることが必須と言えるので、販売員や商品企画などの業務を経験したのちにプレス担当となることが多い職種です。プレス担当を目指す場合は、入社直後からブランドのコンセプトや方向性を常に頭に入れ、ブランドをしっかり理解することから始めましょう。特別な資格や技量は必要ありませんが、人間的な魅力とコミュニケーション能力が不可欠で、魅力ある人にはたくさんの人が集まり、優れたコミュニケーションは仕事を円滑に進めるのに役立ちます。自社商品の認知度向上が主業務なので商品に対する知識と愛情は前提条件と言えます。

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