【19年度ファッション・アパレル業界調査】レディスアパレル売上高ランキング 異常気象や消費増税で減収続く 新型コロナの影響も

  • 2020年10月22日更新
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センケンjob新卒の母体である繊研新聞社が行った19年度の全国アパレル業績アンケート調査(19年4月~20年3月に迎えた決算を対象)によると、レディスアパレル(服飾雑貨含む)の売上高は、回答企業146社の合計で1兆1256億7500万円となりました。

19年度は自然災害、消費増税、暖冬などに加えて、20年の2、3月が決算だった企業は、新型コロナウイルスによる営業時間短縮や外出自粛もマイナス要因となりました。減収が続くレディスアパレルマーケットですが、新型コロナウイルスによる店舗休業や需要の落ち込みは、20年度はさらに大きく響くことが免れることはできず、厳しい時代が続きます。

146社のうち、18年度との比較ができる142社の7割超(103社)が減収でした。増収は32社、前期並みは7社。マーケット全体の苦戦を表しています。

18年度と比較可能な142社の売上高合計は1兆683億8300万円と、前年度比7.0%減。18年度調査では2.5%減でしたが、悪条件が重なって減収幅が拡大しました。

上位50社の売り上げ合計は1兆168億6900万円。うち18年度と比較可能な47社の売り上げは9622億5700万円と前期比7.1%減少しました。

上位10社は7位までは前回調査と同じ順位だが、20年12月期に全社売り上げが過去最高となったサンラリーグループが11位から8位に浮上。サンラリーグループは上位10社の中で唯一の増収企業でした。18年度は9位の三陽商会は決算期の変更に伴う14カ月の変則決算のためランキングの対象外としました。4℃ホールディングスは一つ順位を上げて9位、ファイブフォックスは2ケタ減収で二つ順位を下げて10位となりました。

20年度は新型コロナウイルスによる店舗休業やライフスタイルの変化に伴う需要の変化がもろに影響することになり、業績は厳しさを増すことが想定されます。ただし、コロナ禍により、売り上げではなく、適正な生産量や在庫量、正価販売比率向上など収益性を重視し、さらに環境や社会に配慮した方向へと視点を変革した企業も多いです。いずれにせよ今期は、新型コロナウイルスのダメージコントロールが最大の経営課題となっています。

順位 社名 レディスアパレル売上高(前期比伸び率、▼減または損失) 決算期
1 ワールド◎ 1481億1300万円(▼10.2%) 20年3月
2 オンワードホールディングス◎ 1250億6100万円(▼6.7%) 20年2月
3 TSIホールディングス◎

1017億7200万円(▼6.5%)

20年2月
4 クロスプラス◎ 525億4300万円(▼6.4%) 20年1月
5 ジュン◎ 489億1900万円(▼3.7%) 19年9月
6 ルックホールディングス◎

432億3700万円(▼0.4%)

19年12月
7 イトキン◎ 390億3400万円(▼8.3%) 20年1月
8 サンラリーグループ◎ 332億8200万円(5.6%) 19年12月
9 4℃ホールディングス◎ 322億8200万円(▼5.8%) 20年2月
10 ファイブフォックス◎ 318億5100万円(▼11.3%) 19年8月

《表の見方》

対象の決算期は19年4月~20年3月

空欄は無回答または比較不能

◎は連結またはグループ合算

三陽商会とレナウンは決算期変更のため対象外

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