消費者に一番近い、アパレル業界の「川下」のお仕事

  • 2017年11月10日更新
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服は多くの加工段階を経て最終製品となり、小売店頭やネット上で販売されます。今回は、図の流れに沿って、服がどうやって作られるのかを見ていきます。 

服には皮革原料で作られるものもありますが、繊維を材料に作られるものに絞って説明します。アパレルは布(織物)を縫って作る布帛製品と、糸を編んで作るニット製品に分かれます。

布帛製品とニット製品が原材料から糸、織物、編み地となり、染色などの加工を経て、縫製あるいは編み立て工場を経由し、最終消費者への販売を担うアパレルや小売りに届けられます。下記の図は、この流れを簡単に表わしたものです。

原料から最終製品(完成した洋服)までの多段階のプロセスは川の流れにたとえられる

原料から最終製品(完成した洋服)まで多段階のプロセスは川の流れにたとえて表現され、原料が織物、あるいはニットの編み地になるまでを「川上」、商社など製品の生産を手助けする企業と縫製工場、ニット工場からなる部分を「川中」、消費者に最終製品である服を売る様々な小売りの段階を「川下」と呼びます。

「川中」に続く今回は、消費者であるわたしたちに一番近い「川下」を見ていきましょう。

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⑧アパレル・SPA

マツオインターナショナル

ここまで見てきた通り、アパレルは衣料品を意味しますが、この衣料品を企画・生産・販売するアパレルメーカー、もしくはアパレル製造卸業をアパレルと呼ぶこともあります。

こうした機業の多くは、もともとは自社工場で生産する企業が多かったのですが、近年は外部の工場や商社などに生産を委託する場合が大半です。

最近は商社などを通さず、直接海外の工場に発注する「直貿」(直接貿易)も増えています。

アパレルは、小売店に卸売りするほか、自社ブランドの店舗を通じて服を販売しています。一方、SPAとは卸売りせず、自社製品を自前の小売店で販売する企業のことです。

⑨小売り

三越伊勢丹

現在、消費者が目にする、服を売る場所が小売りということになります。

1980年代半ばまではアパレルメーカーが自前の直営店で売ったり、GMS(総合小売業)や百貨店に卸売りする形態が主流でした。現在は、ファッションに特化した小売り業である専門店が路面やSC(ショッピングセンター)に店を出して売るビジネスがボリュームを占めます。このほか、カタログを軸にした通信販売もありますが、通販では近年、ネット販売も小売りの販路として台頭してきています。

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