1分でファッションのお勉強!フリースの語源ってなに?

  • 2017年11月14日更新
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
S624x416 fleece  2

秋冬の定番として毎年出てくるフリース(fleece)。フリースと聞いて思い浮かぶもこもこしたアイテムは、そもそも何でフリースと言うのでしょうか?

フリースという言葉は、もとはと言えば、羊の毛の塊(かたまり)を指します。

◆羊が毛皮を脱ぎ捨てる?!

皆さんが知っているウールは、羊の毛を刈り取るところから始まります。毛で覆われた羊の皮膚は奥深いところにあるのですが、まずその腹部にバリカンや鋏(はさみ)をあて、背中や手足部分にかけて剃っていきます。

この時、羊の毛は、人間の髪のようにバラバラになる、というよりは、まるで一頭の羊が分厚い毛皮を脱ぎ捨てたような状態になります。羊の毛の表面は縮れて絡み合っているため、まるで厚みのある一枚の毛皮のような毛の塊が生まれるのです。

そう言えば、皆さんが店頭で手にするフリース表面の特徴と良く似ていませんか?それもそのはず、そもそも、この状態の羊毛をフリースと呼ぶからです。

◆語源は羊から毛を引き抜く、だった

言葉の成り立ちにさかのぼると、さらにピンと来るはずです。

フリースの語源は印欧祖語という古い言葉の「pleus=引き抜く」で、羊から毛を引き抜いたことから来ています。その後、古ゲルマン語「fleusiz」を経由して古英語時代に「羊毛」「(頭髪や雲などの)羊毛状のもの」という意味で広がった、とされています。

これら羊の体を覆うくるくる・もこもこした状態を、工業的に再現した生地やそれを使った洋服が生まれ、フリースの呼称で広く知られるようになっていきました。

◆もともとはウールから

とは言え、アパレル業界では、ポリエステルの編み地を起毛した防寒着(ジャケットなど)を指すことが多いです。

ザ・ノース・フェイスのベビーフリーススーツ/パタゴニアのベター・セーター・ジャケット

これは70年代に開発されたもので、軽量にも関わらず保温性が高く、通気性と速乾性も備え、汚れても家庭で簡単に洗濯できるといった利点があります。

そのため、当初はアウトドアブランドでよく見られていましたが、90年代後半に「ユニクロ」が低価格でフリースを使ったトップスを出し爆発的なヒットを飛ばすと、秋冬定番のファッションアイテムとして定着しました。

冷え込む季節、羊の毛が身を包んでくれていると考えると、体感だけでなく、気持ちまで温かになってきませんか??

    関連する記事

    この記事に関連するキーワード

    新着の求人最近公開された求人

    話題のキーワードキーワード一覧

    月間ランキング月間アクセスランキング

    週間ランキング週間アクセスランキング