【連載】企業側から見る18年新卒採用事情④ フレックスジャパン インターンシップをオーダーで

  • 2018年08月09日更新
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シャツメーカーのフレックスジャパン(長野県千曲市)は、インターンシップ(就業体験)を何日から何日と決めず、学生個々の希望の日程や目的に合わせて行っています。

大手と同じでなく

「シャツのマーケットでも既製品よりオーダーシャツの方が伸び率が高いように、インターンシップもオーダー化の時代。大手と同じやり方はできない。成果は上がっている」と五明隆志取締役総務責任者は話します。

本社工場は小学校の工場見学コースでもあり、中学生・高校生の職場体験の受け入れ、大学生・短大生のインターンシップ受け入れにも積極的だ。これらが地元高校生の安定採用につながり、高校生アルバイトの採用の利点にもなっているようです。

「内定者は6月下旬時点で予定人数には達したが、希望通りとはいかなかった。都会に比べると地方は人材の流動性が少ない点では有利だが、それでも学生は2、3社内定した中から企業を選ぶので、途中で希望した学生に逃げられる場合もある。内定した学生を離さないこと、新入社員を辞めさせないことが大切」(五明取締役)だといいます。

18年春の採用内定者数は10人(男性3人、女性7人)。内訳は大学生4人(男性2人、女性2人)、短大生1人(女性)、専門学校生1人(男性)、高校生4人(女性)。「内定者を離さない」ため、7月に内定者全員を集めて懇親会を行い、学生目線での「SNS(交流サイト)のアプリ」も活用して内定者の定着を目指しています。高校生の内定も9月には出し、10月第1土曜日のフレックスジャパン創立式典には内定者全員が出席。式典前夜祭には高校生以外の内定者が参加、先輩の新入社員との交流を深めています。

境目がなくなる

伊・フィレンツェで開催される合同展示会、ピッティ・イマージネ・ウオモに出展した際の同社ブース

今、取り組んでいるのは性別や国籍、年齢にとらわれないダイバーシティー(人材の多様性)の構築。内定者の女性比率が高いのは、「もともと60%と高く、子育てなどと仕事を両立するため、子供を産み育てやすい環境作りに配慮し制度を整備してきたことも女性の入社を促している」ためという。

外国籍の人材の採用も強化している。本社では10年前に採用した中国からの留学生が小売り部門責任者になり、米国人が英語表記とシステム担当、技能実習生ではないミャンマー籍の2人が生産管理などで活躍中。海外自社工場からも技能実習生を積極的に受け入れています。

「ビジネスと同様、採用でも地元とか国内・海外の境目がなくなった。海外自社工場の採用も技能実習生の受け入れも一つとして、同じ目で考えていかなければならない」。今後の課題の一つは「数年後には従業員が直面するであろう介護」であり、このために「整理と業務改善で備えておく必要がある」。

 

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