【レポート】立教大学服飾デザイン研究会(FDL)のファッションショー「Underground」

  • 2020年01月29日更新
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こんにちは。センケンjob新卒事務局です。立教大学服飾デザイン研究会(FDL)が2019年12月8日(日)に月島のTEMPORARY CONTEMPORARYにてファッションショー「underground」を開催しました。センケンjob注目のルックを紹介します。

【立教大学服飾デザイン研究会について】

「FDL」は、50年以上の歴史を持つ立教大学唯一の服飾系サークル。立教大学の学生を中心に都内の大学生、専門学生によって構成されています。

過去にはKEISUKEYOSHIDAの吉田圭佑さんやNORIKONAKAZATOの中里周子さんなど、現在デザイナーとして活動している方も在籍していました。

年に2回、ファッションショーを行い、毎回様々なテーマに基づいて、服のデザインから製作、音楽、映像、内装、演出、プレス、モデル管理などのすべてを学生のみで手掛けています。

”売るための服”ではなく、”考えを表現するための服”ということを念頭に置き、ファッションショーを通して、1つの世界観を想像することを目的に活動を行っています。

<過去のイベントレポートはこちら>

今回のショーコンセプト「underground」

人々は社会からの抑圧に反発し、革命を起こした。
現在も尚、めまぐるしく変わる世界とその渦中にいる私たち。
答えのない社会で侵されてはならない「自己」を希求する。

会場選びにもこだわりを持つFDLが今回選んだのは、東京・銀座からほど近く、古きよき日本の面影と現代の息吹が入り混じる月島にある TEMPORARY CONTEMPORARY。隅田川のほとりの戦後まもない頃に立てられた古い倉庫スペースをリノベーションした現代アートギャラリーです。今回のテーマである「undergound」について辞書で調べると、見えないもの、影の存在とのニュアンスで、公の管理規制を逃れる違法・非合法の事物のことを指す場合が多いとのこと。今回の会場はそのテーマにもリンクしており、少し怪しくて、混沌とした雰囲気が漂っていました。

今回もデザイナー20人達がテーマ「underground」を自由に解釈し、全21体のルックを発表しました。発表されたルックやデザイナーのコメントを読み解いていくと、ニューフェミニズム、大量生産大量廃棄による疑問、見た目への偏見などで、若いジェネレーションZ世代達ならではの現代の社会問題への関心の高さを感じました。

LOOK REPORT

ルックNo.5.6「連鎖・続くもの」

コンセプト:目を背けてきた汚染されたものも繰り返す年月によって私たちの知らない内に浄化されていく


ショーの中で唯一、2人のモデルを起用

「"underground"から1番初めに連想したことは、放射能汚染廃棄物の埋め立てでした。皆が嫌がる、人間が作り出したもの、それを長い年月かけて浄化していく自然に想いを馳せ、連鎖・つながり・続くものを表現したいと思いました。(デザイナー 中島寛子さん)」

ルックNo.7「彼女が限界に達するまで」

コンセプト:主流への反抗と憧れ その葛藤に埋もれる様

「「Underground」というテーマを考えた時、自分の中に主流に対しての反抗と憧れという二つの感情があることに気がつきました。今回の衣装では、その矛盾と葛藤に埋もれる様を表現しました。(デザイナー 小坂茉由さん)」

ルックNo.11「-Hide-」

コンセプト:男性が女性の見た目、女性が男性の見た目、今では少しだけ許されている。しかしそれが多く偏見として見られていた時代にその性の不一致を隠し他人に気づかれないように過ごす人々の姿


男性か女性か一見すると分からない中性的なモデルを起用
「色合いやサイズ感で男性らしさを隠しつつ、コートもパンツもフレアのデザインにすることで揺れを作り女性らしさを表現しました。(デザイナー 大地凌雅さん)」

ルックNo.15 「Only one outfit」

コンセプト:ファストファッションの普及により衣服たちは機械により大量生産され、余剰在庫は消費者の元に届くことなく捨てられてしまう。過去の様に、人の手で作られた暖かさは感じられない時代の同じ顔をした衣服達。この時代の社会問題を提起し、元々売られていた服たちを手作業でリメイクし私なりにこの社会問題に反する様な作品を制作。


「今回の衣装は過剰在庫で捨てられてしまう服を提起し、全身デニム素材で統一し細部まで沢山の思いを込めて製作しました。(デザイナー 鈴木ののかさん)」

おわりに

当日は計3回ショーを開催し、約250名が来場しました。今回で3年生は引退し、次の世代にバトンが渡されました。FDLのショーを、3年ほど見続けていますが、代ごとに特徴があり、年々レベルが高くなってきていると思います。次回は2020年7月5日開催予定とのことなので、次回も楽しみにしています!

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