【アパレル業界ランキング】ファッショングッズ、業績ランキング(2016年度)

  • 2017年11月28日更新
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「センケンjob新卒」を運営しているファッションビジネスの総合情報企業・繊研新聞社は、ファッション・アパレル企業の業績調査を毎年実施しています。今回は最新版の調査(2016年度)から、ファッショングッズ関連企業の業績ランキングを紹介します。

今回の調査では、メーカー・卸の大半が減収となり、小売企業も減収となるところが増えました。明らかに消費が低調で、インバウンド(訪日外国人)需要も減少する様子を見せています。今後の市場の可能性を見据え、各社、対象・商品・販路などを見直しに入る企業が目立ってきています。

ファッショングッズ メーカー・卸

前年度に比べると減収となった企業が大幅に増えたのが特徴です。ただ、メーカー・卸の前年度と比較可能な上位59社の合計売上高は前年度比0.1%減の4859億9000万円、小売企業の比較可能な33社の合計売上高は0.1%増の8840億2700万円となり、合計売上高は前年並みとなりました。

靴は前年度に、婦人靴製造卸のシンエイが破綻するなど、革靴を中心に厳しい状況で、前年以上に売り上げ減となる企業も目立ちます。その中で、幅広い世代に支持されるスニーカーが好調なムーンスターが、前年より10%近く売り上げを伸ばし、1位となりました。

バッグでは、6位に入った「ポーター」を展開するかばん系の吉田、米国「ゼロハリバートン」などのエース(4位)が善戦しています。

トップ10以降の企業で伸びが顕著だった企業も紹介します。口金リュック「アネロ」が大ヒットし、東南アジアを中心とした海外販売も急増したキャロットカンパニーが売り上げを倍増させ20位にランクイン。22位に入ったバッグ、革小物販売のヤマニも、財布やゴルフバッグで健闘しています。また、39位に入ったレイングッズのワールドパーティーも前年より売上を14%以上伸ばし、好調を維持しています。

個性的なフォルムと軽さや背負いやすさも人気を後押しした「アネロ」(キャロットカンパニー)

ファッショングッズ 小売り

小売り企業も昨年までの勢いが失速しています。前年度は上位企業がほぼ増収を確保していましたが、減収に転じた企業が増えました。とくに全国チェーン展開している企業は地方店が市況、人材確保の両面で厳しく、大都市近郊にシフトする傾向が強まっています。

一方、ECの拡大に拍車が掛かっており、ほとんどの企業はEC販売が伸び、自社サイトを設けるところが増えています。オムニチャネル化に軸を移すところも多く、ECの拡大で顧客管理のシステム化や物流の再整備も課題になってきました。

小売りでは、トップ10以降の躍進が目立ち、ジュエリー企業では、10位にランクインしたタサキをはじめとして、プリモ・ジャパン(12位)が堅調に伸ばしたほか、ミルク(22位)も伸長しています。

靴では「オリエンタルトラフィック」などの婦人靴製造小売りダブルエーが出店を続け、17位にランクイン。前年より売上を22%伸ばしており、威勢の良さが目立ちます。

モード・エ・ジャコモはシンエイの事業を継承し、3倍近く売り上げを拡大し23位にランクインしました。バッグではスタジオアタオがEC販売を中心に伸ばし、前年比47.6%増の28億6900万円となり32位に入っています。眼鏡市場は堅調で、当面は大きなマイナス要因も見当たらないため、今後もチェーン店の堅調さが続く見込みです。

モード・エ・ジャコモの「メダ」

総じて売り上げを伸ばしている企業は堅調な分野を攻めているところのほか、厳しい中でも商品の差別化、自社の強みを確立しているか、直営やECなど伸長販路を開拓できたかなど要因が明確なところが多くあります。2017年度は市況がさらに厳しくなっており、うまく攻め口を見つけられるかが課題となっています。

 

ファッショングッズ売上高ランキング(卸・メーカー)

順位 社名 主要取り扱い品 ファッショングッズ売上高(前年比伸び率%、▼は減、または赤字) 決算期
1 ムーンスター 39,393(10.8) 16/6
2 桑山 ◎ ジュエリー 37,393(▼2.9) 17/3
3 リーガルコーポレーション ◎ 35,671(▼1.8) 17/3
4 エース ◎ バッグ 32,800(1.5) 16/12
5 ナガホリ ◎ ジュエリー 21,383(0.5) 17/3
6 吉田 バッグ 18,412(6.3) 17/5
7 川辺 ◎ ハンカチ、洋品小物 14,647(▼0.1) 17/3
8 SHO-BI ◎ 化粧、服飾雑貨 14,222(9.2) 16/9
9 クイーポ ※ バッグ 13,000(▼7.1) 16/9
10 東邦レマック 12,922(▼7.1) 16/12

 

ファッショングッズ売上高ランキング(小売り)

順位 社名 主要取り扱い品 ファッショングッズ売上高(前年比伸び率%、▼は減、または赤字) 決算期
1 エービーシー・マート ◎ 238,952(0.3) 17/2
2 チヨダ ◎ 靴、カジュアル衣料

103,290(▼4.8)

17/2
3 ジーフット 102,224(▼1.6) 17/2
4 サックスバーホールディングス ◎ バッグ、服飾雑貨 56,623(▼0.4) 17/3
5 ジンズ ◎ 眼鏡 46,189(13.5) 16/8
6 エフ・ディ・シィ・プロダクツ ◎ ジュエリー、服飾雑貨 32,660(3.6) 17/2
7 As-me エステール ◎ ジュエリー 32,579(▼4.2) 17/3
8 ミキモト ジュエリー 27,970(0.6) 16/8
9 サマンサタバサジャパンリミテッド ◎ バッグ、ジュエリー 26,366(▼16.1) 17/2
10 タサキ ◎ ジュエリー 22,276(6.2) 16/10

【表の見方】

  • 売上高単位:100万円、◎は連結、※は本社推定
  • タサキ、ジーフット、チヨダ、エービーシー・マート、SHO-BIは公表数字。
  • 調査対象は16年6月~17年5月までの決算期の企業。海外ブランドのジャパン社は除きました。
  • 主たる売り上げを製造、卸売りで構成する企業は「メーカー・卸」、小売りで構成する企業は「小売り」に分類しています。

トップ10以降のランキング詳細は、繊研電子版で >>繊研電子版はこちらから

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