企業に評価されるエントリーシートを書くための8つの法則

  • 2018年02月08日更新
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エントリーシートは、企業が定める一定の基準をもとに、1枚1枚点数化して評価されるのがスタンダードになってきています。この記事では、一般的に使われる評価基準を紹介し、基準をクリアするための根本的な考え方やエントリーシートの書き方を紹介します。

目次

  1. 評価基準をクリアできるよう戦略的に書くのがエントリーシート通過の鍵
  2. 学歴はあくまで評価基準の1つ
  3. 「学生時代に力を入れたこと」で成功体験・逆境を乗り越えた体験を伝えよう
  4. ビジネス能力は、エントリーシート1枚でも十分伝わる
  5. 誤字脱字がなく、正しい言葉遣いができているか
  6. 資格や専門知識があるかどうか
  7. 企業や業界分析ができているか
  8. やりたいことが明確で、熱意があるか
  9. 「会って詳しく話を聞きたい」と思わせる人の特徴
  10. 企業が求める人材像にさらに擦り合わせる方法
  11. まとめ

評価基準をクリアできるよう戦略的に書くのがエントリーシート通過の鍵

企業がエントリーシートの選考を行うとき、規模や採用予定人数にもよりますが、大抵は複数名で行います。複数名で行う場合、選考の結果にバラツキが生じないよう、ガイドラインを設けます。今回は「エントリーシートがどのように評価されるのか」ということを、一般的な評価基準の例を引き合いに紹介します。

エントリーシートは1枚1枚点数化されている

エントリーシートには、テストのような正解・不正解はありません。

ただ、「魅力的だから」「説得力があるから」など曖昧な印象で合否が決まるわけでもありません。

企業が定めたガイドラインと照らし合わせ、ある程度点数化されて評価されます。

一定の基準を満たしているものは合格、基準に満たないものは不合格、といった具合で合否の線引きがなされています。

企業がエントリーシートを評価する際の一般的な基準

では、企業が定める「ある一定の基準」とは一体どんなものでしょうか。

詳細は企業ごとに異なりますが、一般的に評価されるポイントを8つ紹介します。

  1. 学歴
  2. 成功体験や逆境を乗り越えた体験はあるか
  3. 社会人としてのマナーをわきまえているか
  4. 誤字脱字はなく、正しい日本語が使えているか
  5. 業務に必要な資格や専門知識はあるか
  6. 十分な志望動機があるか
  7. 将来やりたいことが明確か
  8. 一度会って話を聞きたいと思うか

上記の8項目を全てクリアしている必要はありませんが、最低4~5項目はクリアしておきたいものです。

では、一体どのように書けば評価項目を満たすことができるのでしょうか。

1つずつ見ていきましょう。

学歴はあくまで評価基準の1つ

「自慢できるほどの学歴がない」「大学の偏差値が低い」という理由で落ち込むことはありません。

ただし、「学歴は関係ありません」と謳っている企業であっても、学歴を参考にしているという事実を心に留めておきましょう。

その上で、学歴をカバーできる自分の強みをアピールしましょう。

学歴をカバーできる強みの例

例えば、スポーツや芸術面の実績や大学での研究実績で、ある程度カバーできます。また、業務に必要な資格や課外活動の成果でも、学歴をカバーできる場合があります。

大切なのは、「努力の成果」が形になっていることです。上記の例に当てはまらなくても、自分が努力をして実を結んだエピソードをアピールしてみましょう。

努力の成果を知ることで、採用担当者は学生のポテンシャルやのびしろを評価します。

「学生時代に力を入れたこと」で成功体験・逆境を乗り越えた体験を伝えよう

なぜ「成功体験・逆境を乗り越えた体験」が評価されるのか

成功体験や逆境を乗り越えた体験は、あなたが意欲的に物事に取り組み、問題を解決した実績です。

こういった経験があれば「入社後も意欲的に業務に取り組み、活躍してくれるだろう」と予測を立てることができます。

成功体験や逆境を乗り越えた体験を伝える方法

エントリーシートで成功体験をアピールできるのは「学生時代に力を入れたこと」、いわゆる「ガクチカ」の欄です。

効果的にアピールするためには、次の5点を盛り込みましょう。

  1. 学生時代に力を入れた内容
  2. 取り組む動機となったものは何か
  3. どのように取り組んだのか
  4. 工夫した点は何か
  5. 結果や成果、学んだ事は何か

記入欄の大きさにもよりますが、取り組み方や工夫した点については、数値や期間などの具体的な情報を加えることをおすすめします。

社会人としてのマナーは、エントリーシート1枚でも十分伝わる

社会人としてのマナーは、面接の時だけでなくエントリーシートの提出時からチェックされます。気をつけるべきポイントは次の3つです。

書類の不備を避け、期限を守る

書類に不備があるエントリーシートや、提出期限を過ぎた提出物は、ほぼ例外なく選考の対象外となります。採用担当者に目を通してもらうことすらできません。

必要書類を全てそろえることと期限を守ることは、どちらも基本中の基本です。

エントリーシートを郵送する場合、天候や交通状況によって遅れが生じる場合もあるため、余裕を持って提出しましょう。

書類は折れ目や汚れのないものを提出する

エントリーシートは、当然のことながら人に見せるものです。

読んでもらう以上、読み手にとって「読みやすい」形で届けましょう。

折れ目がついていたり、修正ペンで修正した跡が目立つものはふさわしくありません。

書類選考では、エントリーシートがあなたを評価するための唯一の判断材料です。提出前に、次の3つのポイントをチェックしましょう。

  1. 書類に汚れや折れ目がついていないか?
  2. 字は読みやすく丁寧か?
  3. 証明写真は曲がっていないか?裏に名前は書いてあるか?

チャレンジ精神や能動的な姿勢をアピールする

最後に、社会人になると「言われたことだけをやる」人はあまり歓迎されません。

入社後の目標や、仕事に対する意欲、熱意をアピールすることで、ポテンシャルやのびしろを評価してもらえます。

意欲的に取り組むことも、社会人として重要な資質なのです。

誤字脱字がなく、正しい言葉遣いができているか

誤字脱字や、学生が多用する「間違った日本語」の使用は避けましょう。これは、時間とツールさえあれば誰でも簡単に修正できるため、何としてもクリアしたいポイントです。

ツールを使って誤字脱字をチェックしよう

Enno」というツールを使えば、誤字脱字をほんの数分で直すことができます。

使い方は簡単です。エントリーシートに記入する文章をサイト上のボックスに貼り付けて、チェックボタンをクリックするだけ。誤字脱字や変換ミスなどのエラーを一覧にして出してくれます。

正しい日本語かどうか知る方法

文章校正ツール」は、日本語として通じるものの、本当は間違っている言い回しや表現を見つけてくれるツールです。

こちらも、チェックしたい文章をサイトに貼り付けるだけで、簡単にエラーを見つけてくれます。

「ら」抜きことばや助長表現等を修正するだけで、文章のクオリティが上がります。

資格や専門知識があるかどうか

業界や職種によっては、専門知識の有無も評価の対象となります。仕事への適性にもつながるため、軽視できない重要なポイントです。

仕事に役立つ資格や知識をアピールしよう

資格をたくさん並べれば、有利になる訳ではありません。むしろ、業務に関係ない資格を持っていると「本当はそっちが本命なのでは?」と思われかねません。

エントリーシートでは、仕事に役立つ資格をアピールするよう心がけましょう。

たとえ、会計士や教職免許など専門性の高い資格を持っていたとしても、応募先の企業と関連のないものはエントリーシートに記入する必要はありません。

学生がアピールできる資格の例

  • 普通自動車免許・・・営業職に就く場合、自動車の免許は必須です。営業職に就く可能性があれば、資格欄に書いておきましょう。
  • TOEIC・・・英語を使う可能性がある場合は、TOEICのスコアをアピールしましょう。TOEICのスコアが高いからといって、必ずしも英語の運用能力が高いという訳ではありません。ただ、英語力をチェックするためにTOEICのスコアを参考にする企業はたくさんあります。700点以上保有しているなら、アピールしましょう。
  • 簿記・・・銀行などの金融機関では、入社後に簿記の資格を取るよう指示されることがあります。入社後に取得するから取らなくてもいい、と考え方もあります。ただ、学生時代に簿記を取得していることで、入社意欲が高いと評価される可能性があります。

企業や業界分析ができているか

企業研究の成果は「志望動機」や「将来やりたい仕事」欄でアピールしよう

企業研究をするのは当然のことです。しかし、イメージや思い込みが先行するあまり、企業研究がおろそかになる学生が驚くほど多いのが現状です。

他の学生と差をつけるためにも、事前にしっかり企業研究をして、「志望動機」や「将来やりたい仕事」の欄で成果をアピールしましょう。

徹底的に企業研究をする人のための王道3ステップ

ステップ1:業界の全体像や他の業界との関連図を理解する

まずは、業界の全体像や、他の業界との関わり合いを勉強しましょう。

東洋経済新報社の「会社四季報 業界地図」や日本経済新聞社の「日経業界地図」は、業界を取り巻くここ数年の状況や、関連企業を視覚的に分かりやすく紹介しています。

全体像を把握するには最適なツールです。

ステップ2:1つの業界を深く理解する

次に、さらに一歩踏み込んだ情報を集めましょう。この時、業界専門誌を見るのも一つの手ですが、専門誌の多くは社会人を対象にした内容が多いため、就活生にとってはハードルが高い可能性があります。

そんな時に手に取りたいのが、秀和システムの「図解入門業界研究」のシリーズ本です。

業界の現状と課題、求める人材像とスキルなど、就活生が知っておくべき情報が1冊にまとまっています。

取り上げている業界のラインナップも幅広く、自分が目指す業界を見つけやすいのも、おすすめできるポイントです。

<ラインナップ>
銀行業界/証券業界/保険業界/クレジット・ローン業界/総合商社/小売業界/土木業界/建設業界/住宅業界/不動産業界/放送業界/広告業界/出版業界/映画産業/アニメ業界/音楽業界/印刷業界/電気・ガス業界/食品業界/外食業界/コンビニ業界/コンテンツ業界/通信業界/コンサル業界/機械業界/化学業界/半導体業界/人材ビジネス/派遣業界/物流業界/自動車業界/鉄道業界/航空業界/運輸業界健康ビジネス/アパレル業界/ファッション業界/スポーツビジネス/水ビジネス/環境ビジネス/カウンセリング業界/ホテル業界/旅行業界/化粧品業界/病院業界/医薬品業界/福祉ビジネス/教育ビジネス/介護ビジネス/保育サービス業界 ほか

ステップ3:志望先の企業に関する知識を深める

最後に、志望する企業の情報を集めましょう。ここまでくると、業界の全体像をある程度理解できているため、

  • 業界が抱える課題に企業がどのように対処しているのか
  • ユニークなプロジェクトや企業の「売り」は何か
  • どんな人材が活躍しているのか

など、一歩踏み込んだ企業の特徴をチェックできます。

企業に関する情報は、コーポレートサイトや企業の採用ページ、パンフレットなどから入手できます。

時間が許せば、すでに公開されている情報だけでなく、説明会やOB訪問を活用し、公になっていない情報も仕入れたいところです。

やりたいことが明確で、熱意があるか

「入社したいけど、やりたいことはまだ決まっていない」というのは、企業研究が足りていない証拠です。まずはやりたいことを決めて、ゴールを設定するところから始めましょう。

志望動機や、理想の社会人像、キャリアプランの欄でアピールしよう

「やりたいこと=ゴール」が決まれば、あとはゴールから逆算して計画を立てることができます。もし、ゴールは決まったけどプロセスがわからない、という場合は、OB訪問や会社説明会などを利用して質問してみましょう。

どのようなキャリアパスで、ゴールを達成できるか説明してもらえるはずです。

そうして集めた情報を整理して、エントリーシートの「志望動機」「理想の社会人像」「キャリアプラン」などの欄でアピールしてください。

「熱意」の伝え方

「熱意」は目に見えないので、エントリーシートの文字だけでアピールするのは難しいと感じるかもしれません。

しかし、次の2点に気をつけることで、あなたの熱意を伝えることができます。

それは、

  • エントリーシートの記入欄に空欄を残さない
  • 「感じたこと」ではなく「調べたこと」を軸に説明する

の2点です。

繰り返しになりますが、書類選考であなたを評価する時、判断材料はエントリーシートしかありません。与えられたスペースを有効に活用して、効果的にあなたという人間をプレゼンしましょう。

また、世間で言われていることやイメージではなく、しっかり裏を取った情報を書くことも、熱意を伝える大切な要素です。

「会って詳しく話を聞きたい」と思わせる人の特徴

特異な経験のある「面白い人」

他の学生がやっていない、面白いことをやっている人や、ユニークなバックグラウンドを持っている学生は、採用担当者も「一度会って話を聞いてみたい」と思うようです。

こういった特徴を持った学生はほんの一握りですが、自分の過去を振り返った時に、他の学生と差別化できる特出した部分があれば、どんどんアピールしましょう。

他社に取られたくない「優秀な人」

企業は、優秀な学生を早く囲い込みたいと考えています。

有能さは、学業だけでなく課外活動からもうかがい知ることができます。

  • 幅広い人脈がある
  • 特定のスキルや能力に長けている
  • 学歴が優れている

など、優秀さをアピールできる場合は積極的に伝えていきましょう。

志望理由が明確な人

上記の2つは、過去に積み上げてきたものなので、エントリーシートを記入する段階で築き上げることはできません。

ただ「志望理由」は、今からでも作ることができます。

「昔から憧れていたから」「業界最大手だから」「商品が好きだから」といった顧客レベルの動機は書かないようにしましょう。これらは、「動機」ではなく「きっかけ」にすぎません。

志望動機には、「他の学生ではなく自分がこの企業に入るべき理由」や「そこでやりたい事」を具体的に伝えましょう。

そのためには、やはり自己分析と企業研究を丁寧に行う必要があります。

企業が求める人材像にさらに擦り合わせる方法

上記で取り上げた基準は、あくまで一般的なものです。エントリーシートの通過を目指すには、個々の企業が求める人材像に寄せていく必要があります。

OB訪問で、求める人材像を知る

一番確実で手っ取り早いのが、OB訪問です。実際に働く社員の雰囲気や、仕事の内容を教えてもらうことで、どんな人材が求められているのか知ることができます。

参考までに、同業他社との違いについてもヒアリングしてみましょう。内部の人しか知らない、意外な情報が引き出せるかもしれません。

書籍やドキュメンタリーで仕事現場を知る

企業について書かれた書籍や、企業のドキュメンタリー映像を観ることで、仕事の内容をより深く知ることができます。

仕事内容を理解できたら、今度は「自分が入社したら何ができるか」を考えてみましょう。

「理解する→考える」のプロセスを何度か繰り返すことによって、企業が求める人材像に近づけることができます。

エントリーシートを添削してもらう

最後に、家族や友人、先輩など、身近な人にエントリーシートを添削してもらいましょう。

一人でエントリーシートを書いていると、どうしても主観的な考えに偏りがちです。

他人に見てもらうことで、客観的なアドバイスや自分が持っていなかった視点を得ることができます。

まとめ

今回は、企業がエントリーシートを評価する時の基準をもとに、書類選考通過のためのポイントをお伝えしました。エントリーシートで自分をアピールしようと思うと、どうしても自分を軸に考えてしまいがちです。そんな時、ふと立ち止まって企業の目線で考えてみましょう。企業を軸に、自分を合わせることで、エントリーシートの通過率を上げることができます。ぜひ、参考にしてみてください。

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