アダストリアの新卒採用活動 ビジュアル訴求やインスタライブなど工夫凝らし学生と交流

  • 2020年04月27日更新
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アダストリアは21年卒の新卒採用活動で、ビジュアル情報を重視した発信やSNSの活用など新しいコミュニケーションに力を入れている。19年11月には新卒採用サイトをリニューアルした。新型コロナウイルスの影響で合同説明会の中止が相次ぎ、企業・学生の活動が制限されるなかでも、インスタライブでの交流など様々な工夫を凝らす。

◆人材像を凝縮

新しいサイトでは視覚的なコミュニケーションを重視した。最近の学生の傾向として「自分で多くの情報を集めることができ、それらを判断する目も肥えている。見た時に『あ、いいな』と感じてもらえる、印象に残るサイトにしたいと考えた」(人事担当者)という。

そこで、キービジュアルを作成し、「世界が変わるのを、私は待っていられない。」というコピーを添えた。求める人材像を凝縮したものだ。アダストリア自体、創業時から変化を繰り返しながら成長してきた。そんな社風にやりがいや楽しさを見いだし、「前向きに変えていける人が当社には向いているのでは」と捉えている。

キービジュアルとコピーが目を引く新卒採用サイトにした

キービジュアルには当時の新入社員3人を起用し、それぞれがまさにこれから出勤していく様子をイメージした画像にした。「ハレ」「ヘザー」「ニコアンド」に配属された男女で、雰囲気がかぶらないことも意識した。「本人たちのモチベーションアップにもなったのでは」。読み物として自社ブランドの取り組みを知ってもらえるオリジナルコンテンツも掲載している。

左から人事部の富永泰輔マネジャー、西山かれんさん、平嶋ゆいさん

◆安心感につなげる

インスタライブは昨年始め、今年は2月18日と3月4日の2回実施。2月はEC担当、プレス担当、新入社員で、自社EC内でスタッフスタイリング画像を紹介する「スタッフボード」でも社内インフルエンサー的立ち位置の3人が登場。それぞれの仕事内容について話しつつ、ライブ中に学生からの質問にも答えた。

3月は内定者を呼ぶ企画だったが、安全性への配慮から彼らへの事前アンケート方式に変更し、人事担当者2人が説明した。「説明会だと緊張する学生もいるが、インスタライブだと匿名で気軽に聞けて、会社への理解を深めてもらえる」。人事担当者の顔が見えることも、安心感につながっている。

2月はリアルタイムで501人(3月は843人)、24時間以内のアーカイブでは1800人(1831人)の視聴・参加があった。「反響が大きく、今の時代にも合っていると思う。引き続き実施したい」

こうした取り組みの成果もあり、「当社に関心を持ってくれる学生の、母集団形成はうまくいっているのではと思う」。3月の採用活動本格化から1週間で、サイトのマイページ登録は前年より60%増えた。

今年は、4月入社が110人、9月入社が80人。ブランドや販売員のファンが入社を希望するケースが多い。新入社員も皆店舗からのスタートだが、魅力的な販売員の存在が人材採用で好循環を生んでいる。「時代も、就活も変わった。今後も当社が求めている学生に響くものを、届きやすいツールや双方向のコミュニケーションで発信していきたい」考え。

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【徹底解剖!なぜこの企業に学生が集まるのか?】 =アダストリア編= 変化を恐れず、社員のチャレンジを後押しする企業

(繊研新聞20年4月3日付より)

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