【特集】 「変わるファッション業界と就活。」 Topic#5学校代表スペシャリストインタビュー 学校法人文化学園文化服装学院 学園就職支援室 吉野真文さん「高度な専門性と総合力を培い 自分の可能性を広げる」

  • 2021年03月29日更新
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変わり続ける消費者意識とファッション業界の採用活動

近年、ファッション業界を目指す学生の就職活動は、大きく変わりつつあります。消費スタイルの多様化、環境問題やリユース・リサイクルへの関心の高まりなど、消費者意識の変化に加え、長引く景気の停滞や将来への不安から、消費を抑え、貯蓄を重視する若い世代が増加。「エシカル」「スローファッション」「サステイナブル」をキーワードに、環境・人・社会に配慮した、手頃な価格で、長く着られるアイテムを選ぶ若者が増えています。

また、学生を採用する側である、ファッション関連の企業も消費意欲の低下による業績の落ち込みから、その多くが苦境に立たされています。そこにコロナショックが加わり、新卒のみならず中途採用も見送る企業が後を絶ちません。ファッション業界を目指す学生を取り巻く環境は、一段と厳しさを増しています。

コロナ禍の就職活動を制するものは、広い視野と果敢な行動力

毎年、ファッション業界に数多くの学生を送りだしている本学においても、昨年度の学内有効求人倍率は、例年の約6割近くまで落ち込みました。企業説明会やインターンシップも感染予防のため、開催できない状況が続いています。

一方、学生は、休校措置など、コロナ禍で生じた前期学習の遅れを後期で取り戻さなければならず、そこに企業の採用期間が重なりました。就職支援室では、コロナ禍以前から学生の携帯端末に企業・求人情報を配信するなど、就活生のサポートを行っていますが、前例のない混乱の中、充分な企業研究もできないまま、就職活動に取り組まざるを得ない学生も多くいました。

これから就職活動に取り組むみなさんは、この状況を踏まえ、これまで以上に早い時期から「自己分析」と並行して、業界・職種・企業研究をスタートする必要があります。また、ひとつの職種にこだわらず、より広い視野で職種とキャリアを捉え、自分の間口を広げておくことも大切です。そして、何よりも、まず募集のある時期に行動すること。それが特にコロナ禍における就職活動には求められています。

専門性プラスアルファの自分で自己の強みを高める

ファッション業界を取り巻く環境の変化に伴い、求める人材を専門力から総合力のある人材へシフトする企業が増えています。総合力とは、専門的な技術・知識を備えながら、広い視野でキャリアを考え、チャレンジできるマルチ志向の人材です。アパレル企業には、デザイナーやパタンナーのようなクリエイティブな仕事だけでなく、販売・営業、バイヤー、プレス、店舗開発、生産管理など、多種多様な職種があります。また、EC市場の拡大により、ウェブやデジタルに強い人材を求める企業も増加しています。

今後は、マーケティングやITに関する知識・技術を備えたクリエイター、経営的な発想で業務に取り組む販売・営業スタッフなど、幅広い視点からファッション業界とビジネスを把握し、キャリアアップに挑戦する人材が活躍すると考えられます。服飾系の学校で身につけた専門的な知識・技術は、みなさんの最大の強みです。その強みに時代が求める発想や能力をプラスすることで、みなさんの可能性は、さらに広がることでしょう。

学校法人文化学園 文化服装学院 学園就職支援室 吉野真文さん

大卒後、学校法人文化学園に入職。その後文化服装学院教務、広報、学務部門に従事し、2017年9月より学園の附属機関として4校統一のキャリア支援を担う学園就職支援室にて勤務。

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(センケンjob新卒'22-'23BOOKより

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