ZARAが勝ち続ける秘訣とは? 広報本部長に聞きました

  • 2017年03月01日更新
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「ザラ」など多数のブランドを世界中で展開しているスペインのインディテックスの業績が好調です。今上期(2~7月)は増収増益で、既存店ベースでも増収でした。このほど来日した、ヘスス・エチェバリア広報本部長に、好調が継続する理由を聞きました。

 

■東京は大事。消費者の動向を注視しています

――ザラ新宿店をリニューアルしました。

店舗環境の整備は定期的に行ってまして、実店舗の大型化に取り組んでいます。新宿店のリニューアルもその一環。改装で売り場面積も広がり、ザラのフルラインがこれまで以上に見やすく、買いやすい店になりました。外装には大型のディスプレーも設置し、街を行く人にもコンセプトが伝わるようにしたのです。

――日本の業績は。

各市場の細かい数字は非公開ですが、日本での商売には満足しています。日本、とりわけ東京は世界中のファッションに極めて強い影響力を持つ市場なので、わたしたちは消費者の動向を注視しています。ここで成功することが他の市場でのビジネスを左右すると考えているからです。

写真=消費者の動向を注視しているというエチェバリア広報本部長

 

――他のグローバル大手は天候不順が業績に影響しましたが。

他社と業績を比べるつもりはありません。わたしたちは徹底的に消費者のニーズに応えるということを会社の仕組みの基礎にしていて、ニーズを想像するのではなく、お客の生の声を元に商品を作り、売ろうとしているのです。

――客に近づく努力とは。

ザラを例にとると、スペインの本部にウィメンズ、メンズ、子供服で各市場の店頭の声を聞く担当者がいて、どの市場で何が売れていて、天気はどうか、世界の店頭の動向を常に把握しています。
店舗も市場ごとに異なるニーズを日々、本部にフィードバック。同じデザインでもどんな丈や色、サイズ、フィット感が売れたかが本部に逐次(ちくじ)伝わるのです。

 

■来年からは店頭で古着を回収します

――市場ごとに違うニーズに応えているということですか。

コレクションは世界共通ですが、色やサイズの好み、売れるタイミングは共通ではありません。各市場のお客さんの反応を店からくみ上げ、次のコレクションだけでなく、全世界の各店舗に週2回入荷する新商品の品揃えにも反映しています。トレンドの変化や天候不順にきめ細かく対応できているのはこの仕組みのおかげかもしれないですね。

上記写真はイメージです

――本国スペインでモバイル決済を開始しました。

ECと実店舗の双方で安全に便利に当社の商品を購入してもらえる環境を整備しており、その一環ですね。
日本では昨年からザラでICタグ※の導入も進めており、モバイル決済も今後全世界で段階的に導入していきます。日本ではサステイナビリティーに配慮した活動を本格化する考えで、来年からはザラの店頭で古着回収も開始する予定なんですよ。

※電波を受けて働く小型の電子装置。商品にICタグをつけておくことで、生産者や流通経路を記録することができるため、物流管理に役立つ

トップ写真=Goran Bogicevic / Shutterstock.com
(本文は繊研新聞 2016.11.28から)

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