【18年度新入社員の会社生活調査】 男性は昇進を、女性は報酬を重視

  • 2018年08月27日更新
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産業能率大学は、新入社員の働く意欲や新社会人としての意識、将来の目標などに関するアンケート調査を実施し「2018年度新入社員の会社生活調査」をまとめました。

調査は3月下旬から4月上旬まで、同大学が開催する「新入社員セミナー」に参加した109社・445人(男性323人、女性122人)を対象に実施されたもの。皆さんの先輩である新入社員がどのような意識で働いているのか、結果を見てみましょう。

目指す役職は部長が最多

18年度入社の新入社員に「就職先を選ぶ際に重視した点」をたずねたところ、「業種」が最も高く58.3%、「職務内容」(51.1%)、「福利厚生」(47.3%)、「給与水準」(38.7%)と続きました。男女で違いが見られたのは、男性は「企業規模」で女性と比べ11.4ポイント高い結果となりました。

「業績」も同様に男性が女性より7.8ポイント高く、逆に女性は「職務内容」「転勤の有無」を重視しており、いずれも男性より14.9ポイント高く、「所在地」も同様に12.1ポイント高くなりました。

「働く上で重要だと思うこと」は、「仕事を通じて自分自身が成長すること」(61.5%)が男女とも最も多く、「長期間、安心して働けること」(54.1%)が続きます。男女差が大きい項目は、男性は「昇進することやリーダーになること」で女性より11.7ポイント多く、女性は「仕事に見合う報酬が得られること」が男性より8.1ポイント多い点です。

「働き始めるにあたり、不安に思っていること」は、「上司・先輩とうまくやっていけるか」と「自分の能力で仕事をやっていけるか」がともに66・6%で最も多く、続いて「プライベートの時間を確保できるか」(35.7%)となった。女性は「自分の能力で仕事をやっていけるか」が72.1%と最多となりました。

「将来の進路としてどのような方向を望むか」については、「管理職」が46.8%、「担当業務のエキスパート」は45.0%でほぼ同じくらい。男女別に見ると、男性は「管理職になる」(52.2%)が最も多くなっています。女性では「担当業務のエキスパートとなる」(59.0%)が最も多くなりました。

「目標とする役職・地位」については、「社長」(11.0%)、「役員」(17.8%)、「部長クラス」(20.9%)、「課長クラス」(10.3%)、「係長クラス」(2.2%)、「地位には関心がない」(37.8%)となりました。役職にはこだわらない男性が増えている一方で、女性は「地位には関心がない」が56.6%で、00年度以降最低となり、「課長以上」を目指す割合は41.1%と最高となりました。

転職はキャリアアップ

「年功序列と成果主義のどちらを望むか」を二者択一で尋ねた結果、「成果主義」が55.4%、「年功序列」が44.6%に。男女別に「成果主義」を見ると、男性は53.6%、女性は60.3%で、女性の方が実力で勝負する成果主義を支持しています。また、「終身雇用制度を望むか」では、「望む」が66.4%、「望まない」が33.6%となりました。これは男女別でもほとんど差がないのですが、「望まない」とする回答は、最低となった14年度(23.7%)から次第に増えています。これは近年、新入社員が転職をキャリアアップと考えていることからも終身雇用にはこだわらない様子がうかがえます。

会社に副業ができる制度があった場合、利用したいかを尋ねたところ、「利用したい」が26.6%、「どちらかといえば利用したい」が30.0%となりました。働き方が多様化するなか、過半数の56.6%が副業制度を利用したいと回答しました。

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