【保存版】2016年度ファッション業界ランキングまとめ

  • 2017年12月20日更新
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「センケンjob新卒」を運営しているファッションビジネスの総合情報企業・繊研新聞社は、ファッション・アパレル企業の業績調査を毎年実施しています。

今回は最新版の調査(2016年度)から、注目のランキングをまとめて紹介します!これらのランキングから、2016年度のファッション業界の動向が見えてきます。要チェック!

◆レディスアパレル売上高

レディスアパレル全体の傾向としては、企業別に見ると上位企業の顔ぶれに前年度との大きな変化はありません。しかし、今回の調査で回答を得た157社を見てみると、減収となった企業が大半を占めています。

そのうち前年度と比較可能な150社で見ると、売上高合計は1兆2991億9300万円で、前年度比7.5%減でした。50位以内で比較可能な48社の売上高合計は同8.0%減の1兆1696億8600万円。前年度より減少率が拡大しています。

順位 社名 レディス売上高 前期比伸び率 決算期
1 ワールド(連結)※ 165,932 6.6%減 17/3
2 オンワードホールディングス(連結) 146,822 7.7%減 17/2
3 TSIホールディングス(連結) 114,376 6.8%減 17/2

単位:100万円、※ワールドはIFRS(国際会計基準)。レディス売上高はインナー含む。

【詳しくは、【アパレル業界ランキング】レディスアパレルの売上高ランキングTOP5!(16年度)からチェック!】

◆メンズアパレル業績

2016年度のランキング上位100社のメンズアパレル(服飾雑貨を含む)の総売上高は、前期比9.1%減の4928億2400万円。上位100社の総売上高は2014年度に増収となったものの、2015年度に続き2016年度も減収となっています。

全般的にカジュアルウェアの不振が目立ちました。百貨店市場ではインバウンド需要が一段落し、一部店舗以外では高額品の動きは鈍っています。メンズ市場ではカジュアルウェアの低迷が続く一方、スーツなどビジネスウェアは健闘しました。とくにオーダースーツ市場は若い世代の取り込みに成功し、売り上げを伸ばしています。

順位 社名 メンズアパレル売上高 決算期
1 オンワードホールディングス ◎  45,878 17/2
2 TSIホールディングス ◎ 40,871 17/2
3 三陽商会 27,600 16/12

売上高単位:100万円、ワールドはIFRS(国際会計基準)、◎は連結またはグループ合算

【詳しくは、【アパレル業界ランキング】メンズアパレルの業績ランキングTOP10!(16年度)からチェック!】

◆専門店 営業利益・売上高伸び率・店舗数

専門店の営業利益は、前回と比較可能な74社の合計額が3048億3200万円で、0.3%の微増にとどまりました。前回の調査では76社合計額が14.7%増と大手企業中心に拡大したことと比べると「成長率は鈍化した」といえます

営業利益額の上位30位までを見ても、前回は減益が10社だったのが今回は15社に増えています。プロパー商戦不振に伴う値引き販売の拡大や販売・管理費の増加が利益の引き下げ要因となりました。

【専門店に関する詳しいランキングは、下記記事をチェック!】

【アパレル業界ランキング】専門店の営業利益ランキングTOP5!

【アパレル業界ランキング】専門店の売上高伸び率TOP5!

【アパレル業界ランキング】専門店の店舗数TOP3!

◆商社・繊維事業業績

商社の2016年度繊維事業の売上高は、連結、単体を組み合わせたランキングで全社が減収となりました。26社合計では2015年度比6.4%減の2兆4720億円と大幅な落ち込みでした。過去6年、常に右肩上がりだっただけに、国内ファッション市場の深刻さがうかがえます。

ただ、業務改善や重点顧客との取り組み強化の結果、増益を確保した企業が目立ちます。OEM(相手先ブランドによる生産)の収益拡大は限界ともされるなか、底力を示したと言えそうです。

順位 社名( )のないものは連結 売上高(カッコ内は前期比伸び率%、▼は減・赤字)
1 伊藤忠商事(単体) 3153億円(▼10.4%)
2 東レインターナショナル(単体) 2616億円(▼4.2%)
3 豊田通商 2056億円(▼10.6%)

【詳しくは、【アパレル業界ランキング】商社・繊維事業2016年度業績編 厳しい結果も底力を示すからチェック!】

◆ファッショングッズ業績

今回のファッショングッズランキングの調査では、メーカー・卸の大半が減収となり、小売企業も減収となるところが増えました。明らかに消費が低調で、インバウンド(訪日外国人)需要も減少する様子を見せています。今後の市場の可能性を見据え、各社、対象・商品・販路などを見直しに入る企業が目立ってきています。

《ファッショングッズ売上高ランキング(卸・メーカー)》

順位 社名 主要取り扱い品 ファッショングッズ売上高(前年比伸び率%、▼は減、または赤字) 決算期
1 ムーンスター 39,393(10.8) 16/6
2 桑山 ◎ ジュエリー 37,393(▼2.9) 17/3
3 リーガルコーポレーション ◎ 35,671(▼1.8) 17/3

《ファッショングッズ売上高ランキング(小売り)》

順位 社名 主要取り扱い品 ファッショングッズ売上高(前年比伸び率%、▼は減、または赤字) 決算期
1 エービーシー・マート ◎ 238,952(0.3) 17/2
2 チヨダ ◎ 靴、カジュアル衣料

103,290(▼4.8)

17/2
3 ジーフット 102,224(▼1.6) 17/2

【表の見方】

  • 売上高単位:100万円、◎は連結、※は本社推定
  • タサキ、ジーフット、チヨダ、エービーシー・マート、SHO-BIは公表数字。
  • 調査対象は16年6月~17年5月までの決算期の企業。海外ブランドのジャパン社は除きました。
  • 主たる売り上げを製造、卸売りで構成する企業は「メーカー・卸」、小売りで構成する企業は「小売り」に分類しています。

【詳しくは、【アパレル業界ランキング】ファッショングッズ、業績ランキング(2016年度)からチェック!】

◆インナーウェア製造・卸業績

全体の傾向としては、消費不振、店舗の閉鎖・縮小などの影響を受け、厳しい状況が続いています。前年と比較可能な企業のうち、インナーは38社中20社が減収となりました。

ただ、減収幅を数%にとどめた企業が多く、減収ながら増益の企業も少なくありません。衣料全般の不振のなかでは、比較的健闘したとも言えます。

順位 社名 インナー売上高 前期比 決算期
1 ワコールホールディングス(連結) 158,040 4.3%減 17/3
2 トリンプ・インターナショナル・ジャパン 43,600 2.6%増 16/12
3 グンゼ(連結) 36,700 2.0%増 17/3

(表の売上高単位:100万円)

【詳しくは、【アパレル業界ランキング】インナーウェア製造・卸の業績ランキングTOP5!(16年度)からチェック!】

◆レッグウェア製造・卸業績

インナーウェアと同様に、消費不振、店舗の閉鎖・縮小などの影響を受け、厳しい状況が続いています。前年と比較可能な企業のうち、レッグウェアは18社中13社が減収となりました。ただ、減収幅を数%にとどめた企業が多く、減収ながら増益の企業も少なくありません。衣料全般の不振のなかでは、比較的健闘したと言えます。

順位 社名 レッグウェア売上高 前期比 決算期
1 岡本(連結) 38,700 6.1%減 17/3
2 グンゼ(連結) 21,300 2.0%増 17/3
3 福助(連結) 21,099 17/3

(表の売上高単位:100万円)

【詳しくは、【アパレル業界ランキング】レッグウェア製造・卸の業績ランキングTOP5!(16年度)からチェック!】

◆有力スポーツ専門店業績

今回の調査では減収企業が大半を占め、減益や大幅減益となる企業が目立つ厳しい結果となりました。アスレジャーブームと言われていますが、少子高齢化の中、チームスポーツ市場の低迷と、一般スポーツ用品が微減収傾向で、ゴルフ分野でも前年の反動が出た企業が目立ちました。

順位 社名 売上高(カッコ内は前年比伸び率%、▼は減・赤字)
1 ゼビオホールディングス 2233億5300万円(0.9%)
2 アルペン 2200億3900万円(▼1.6%)
3 ヒマラヤ 720億5600万円(▼0.4%)

【詳しくは、有力スポーツ専門店 2016年度業績ランキングTOP3からチェック!】

◆まとめ

いかがでしたか?業界の「今」がよくわかりますよね。

数字としてみると、少し厳しい情勢が強く見えてしまいがちですが、各分野様々前向きな施策を打ち出しています。ファッション業界への就職を目指す皆さんは、その辺りにも注目しましょう!

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