ぴゅーぱ/プロを育てるプロ教師!名門校の人気先生にインタビュー【樋掛 英里先生(文化学園大学)】

  • 2019年06月19日更新
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毎年、多くの卒業生をファッション業界に送り出しているファッションスクール。高校までと違う専門的な技術や知識が身に着く授業、様々な経歴をもつ先生との出会いが待っています。高校生のための進学ガイドブック「ぴゅーぱ」が、代表的な学校の人気の先生、評判の授業を紹介します。

 

クリエイションが良くても、利益が出ないと生き残れない

ビジネス系の授業から、英語の授業の通訳、ショーの指導まで

文化学園大学は各専門領域で、時代をリードする〝新しい美〞の追究と、次世代の〝文化〞の創造を基本理念に、教育研究活動を行っている。現代文化学部(2020年度入学生より「国際文化学部」)国際ファッション文化学科は、映画や舞台の衣装デザイナーやプロデューサー、スタイリスト、ジャーナリストを目指す学生が集まるユニークな学科。服や舞台衣装の制作のほかグラフィックデザイン、ヘアメイクなどの実習とファッションショーの実践が主体のカリキュラムの中で、唯一のビジネス系の授業を担当するのが樋掛先生だ。

自身も同学科出身で、文化ファッション大学院大学に進学してファッションマネジメントを専攻。経営管理を学び、院時代に起業したり、アパレルの営業として働いた経験も生かし、授業は1年後期のファッションビジネス概論と、2年前期のファッションマネジメントを担当。3年次のファッションショーの企画制作、4年次の卒業イベントでは、衣装や広報物の制作から、演出プラン、音響や舞台美術制作までの指導も行う。

学生と一緒に作り上げるショーでは、外部との交渉や全体のスケジュール管理など要職を担うため「先生がいないとショー回らない」と頼られる先輩的な存在だ。英語が堪能で、3年次に語学研修を兼ねて米国で行うショーの引率や、ハリウッドで活躍していたニール先生の特殊メイクの授業では、通訳と実習授業の補佐も行うなど多才。

よく「見た目が先生っぽくない」と言われるが、「対等な大人同士として接し、自分も学生から学び、学び合い高め合える関係を目指している」と話し、お姉さん的な存在で人気だ。

ニール先生の特殊メイクの授業では通訳の業務もこなす

ボディペイントの実践。樋掛先生の巧みな通訳で、学生達も戸惑うことなく取り組める

ビジネスの常識が身に着き、就活に役立つ

先生が担当する1、2年の授業は選択科目だが、約9割の学生が両方セットで受講する人気ぶり。「クリエイションが良くても、利益が出て経営が成り立たないと生き残れない。アパレル業界や企業の仕組みを知り、ビジネスの常識を身に着けられるよう心掛けている」と話す樋掛先生の講義は「課題はきついけど就活に役立ち、面白くて身になる」と評判。

丁寧な解説を重視し、最新のニュースや今の流れに触れ、学生が知っているブランドの実例を挙げて具体的に説明。実務経験を生かし、業務の流れや現場の話を織り交ぜ、異業種の就職にも役立つ内容にし、スライドを多用して分かりやすく教えている。

2年次には、実務で使える水準のブランド企画書作りの課題を出す。利益が出るように各自で計画を立て、計数計算まで行う厳しい課題ながら「就活の面接やプレゼンで使えた」と好評だ。自らも日々勉強して情報を更新し、視覚的な資料作りなど分かりやすい授業のための工夫を欠かさない。100人を超える学生に対し、講義後に個別に質問に答える面倒見の良さも人気の理由だ。

憧れて入学する人も多い圧巻の卒業公演も強力にサポート

1年かけて舞台のプロデュースを行う卒業イベントは、同学科ならではの卒業研究。台本作りや演出、衣装のデザイン・制作から演技まで全て学生が手掛け、演劇を軸にバレエやダンス、体操を取り入れ、管弦楽と協業して独自の表現を見せる。

武蔵野音楽大学と日本体育大学の学生も参加し、パフォーミングアーツとファッション、音楽を融合させた舞台は圧巻だ。この公演を観て憧れて入学する学生も多く、裏方として支える樋掛先生と学生達の活躍を見に、足を運んでみるのも良さそうだ。

第13回卒業イベント『Cinderella』を12/6(金)・12/7(土)に公演。詳細は決定次第ホームページで公開。

 

学生からの一言

国際ファッション文化学科 プロデューサー・ジャーナリストコース4年下田瑛奈 さん

ファッションショーや卒業イベントでは、遅くまで残って一緒に手伝って現場を引っ張ってくれたり、何でも相談できる頼れる先生です。苦手な衣装作りもパターンの修正から手伝って頂き、なんとか仕上がりました。

 

文化学園大学 現代文化学部 国際ファッション文化学科

助教 樋掛英里(ひかけ・えり)先生

文化女子大学(現:文化学園大学)現代文化学部国際文化学科国際ファッション文化コース(当時)卒、06年文化ファッション大学院大学ファッションマネジメント専攻に進学、08年にアパレル企業に入り営業を経験後、09年から母校の国際ファッション研究室で教職に就く。

学校情報はコチラ>>文化学園大学

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