お仕事ぺディア―販売職 徹底研究編―【アダストリア】販売員がさらに輝く仕組み作り

  • 2019年08月23日更新
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さまざまな職種で活躍するプロフェッショナルたちのお仕事内容を紹介する「お仕事ペディア」の特別編!

今回は、グループ全体で25以上のブランドを運営する「アダストリア」の販売員が輝く仕組み作りを徹底研究します! 

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店頭こそが一番の接点

アダストリアは、「グローバルワーク」「ニコアンド」「ローリーズファーム」「スタディオクリップ」など、グループで25以上のブランドを運営する、業界を代表する企業だ。1953年設立からの長い歴史のなかで、さまざまなカテゴリーやターゲットのブランドを開発し、時代の変化の波を乗り越えてきた。こうした挑戦を支えているのが、各店で働く販売員の存在だ。

アダストリアが会社として大事にしていることの一つに、〝店頭起点〞というキーワードがある。ECでの買い物が当たり前になった今でも、顧客との一番の接点は店頭だ。全ての課題は店頭から生まれ、その答えも店頭にあると考えている。だからこそ、価値ある商品を届けるには、店頭で働く販売員がより活躍できる環境作りが大切になる。

アパレル、生活雑貨、飲食などを手がけており、販売員の仕事も幅広い(写真は「ニコアンドトーキョー」)

そういう意味で、アダストリアは販売員のモチベーションや働きやすさにつながる具体的な取り組みを率先して行っている企業でもある。直近でも、販売員個人の発信力を生かした「スタッフボード」の開発や、接客ロールプレイング大会の開催などを行った。スタッフボードの投稿を見た顧客から声をかけられる、ロープレ大会を通じて日頃の努力を評価したり応援してくれる人がいる―、自分の仕事が周りにどんな影響を与えているかという実感が、日々働くためのモチベーションを高めている。

「お客さまにたくさんの〝ワクワク〞を届けたい」という思いのもと、アダストリアが挑戦するフィールドはさらに広がっている。ファッションやライフスタイル分野に加え、コスメなどの新カテゴリーや、高感度なセレクトショップなども立ち上げている。最新テクノロジーの活用や他社とのコラボレーション(協業)にも積極的だ。既存のビジネスにとらわれず新しい価値を創造し続けるために、販売員が自分の力を発揮できる場面もますます増えそうだ。

2018年には新ブランド「カレイドエビーチェ」を立ち上げ、コスメ事業をスタートした

アダストリア初の接客ロープレ大会を開催

アダストリアは2018年11月、同社初の接客ロールプレイング大会「SSC 全国選考会」を開いた。全1375店、約1万8000人のスタッフから頂点のベストオブプラチナに輝いたのは、「ジーナシス」のエース店長の野田莉夏子さん。プラチナは「レイジブルー」店長の増田宇志さんと、「グローバルワーク」スタッフの松浦将さん。店頭で身に着ける認定バッジも授与した。バッジはプラチナ、ゴールド、シルバー、ブロンズの4種類で、デザインの格好良さにもこだわっている。

大会を通じて、販売員のモチベーションや自信につなげたいと考えており、加えて大会後の懇親会では、さまざまなエリアやブランドで働く販売員や本部スタッフ、役員などが交流を深めた。

販売員の〝個〟の力を生かす「スタッフボード」がスタート

アダストリアは2018年秋に、公式ウェブストア「ドットエスティ」内のスタッフスタイリングページをリニューアルした。ショップ単位のページに加え、販売員個人でもスタイリング画像を投稿できる新コンテンツ「スタッフボード」が登場したのが特徴だ。

消費者に日々接する販売員たちは、企業やブランドのイメージを伝える上でも非常に大切な存在だ。新コンテンツによって、こうした販売員個人のキャラクターやセンスを生かしたリアルなスタイリング、ライフスタイルの発信が可能になった。一部の販売員は個人のインスタグラムとも連携する仕組みだ。

販売員の中には、プライベートのSNSで数万人のフォロワーがいるなど、販売員自身にもファンが付いている。販売員の〝個〞の力にフォーカスを当てることで、顧客とブランドの関係性がより深まると期待されている。

(左)個人画面  (右)ランキング画面

スタッフボードを利用している販売員が働く店舗では、来店客から「いつもスタイリングを参考にしています」「スタッフボードで見たこの服ありますか?」といった声も多数寄せられている。「ドットエスティ」上でも、スタイリングページの閲覧が購入につながるなど、売り上げ面での成果がある。こうした実感しやすい反響が、販売員のさらなるモチベーションになっている。

「スタッフボード」では、自分の好みや体形に合った販売員のスタイリングをチェックすることができる

「スタッフボード」で活躍する販売員の声

Q. 店頭での反響や効果は?・・・momoka さん(左) 「スタディオクリップ」店長/2016年入社

「更新を楽しみにしています!」「着こなし方などいつも勉強になります!」など、お客様に言ってもらえることが増えました。接客時にもiPad などを使い、着回しの提案などでスタッフボードを積極的に活用しています。私やほかのスタッフの提案力や接客力向上にも生かせていると思います。

Q. 投稿する時の工夫は?・・・Saaya さん(中央)「ジーナシス」店長/2016年入社

丈感や素材感が伝わるよう、色々な角度やアップの写真を載せています。「この服のどこが気になるかな?」などお客様目線で撮ることも意識しています。自分の体形や雰囲気に合ったスタイリングにすることで、自分が楽しく笑顔になり、自然と写真に躍動感やワクワク感が出ると思っています。

Q. 参加するやりがいは?・・・チリリン さん(右)「レイジブルー」販売スタッフ/2014年入社

お店のスタッフと一緒にお客様のことを考える時間が増え、スタッフのモチベーションも上がっているということです。スタッフボード自体は個人での投稿ですが、スタイリングを組む時は必ずスタッフに見せて感想を聞き、「今のお客様の気分はどうかな?」といったことを話し合っています。

スタッフボード http://www.dot-st.com/cp/staff-board

■取材メモ

全国展開する小売業にとって非常に重要なのが、そこで働く人材へのきめ細やかなマネジメントやケアだ。アダストリアが2017年に導入した支店制度では全国の各エリアに支店を置き、ブランド単位だけでなくエリア単位でもスタッフをサポートする。支店を軸にした人材教育やイベント開催なども増えている。

株式会社アダストリア

【事業内容】衣料品・雑貨等の企画・製造・販売

≫≫アダストリアについてのもっと詳しい情報はこちらから!

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