2018年のファッション業界、何が起こった?【ニュース2018】—①台風など自然災害多発 想定外の事態相次ぐ

  • 2019年01月11日更新
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2018年は地震、豪雨、台風など自然災害による被害が頻発しました。臨時休業を余儀なくされた商業施設、台風で屋根が飛ばされた工場や倉庫といった直接的被害に加え、公共交通や物流の寸断や停滞による被害も尾を引いています。関西国際空港などの一時閉鎖でインバウンド(訪日外国人)への影響も出るなど、BCP(事業継続計画)の重要性を認識させられる年となりました。

◆道路寸断で物流停滞

6月18日に大阪北部地震があり、大阪府高槻市、茨木市などの商業施設が一時、臨時休業や部分営業となりました。9月6日には、北海道胆振東部地震が発生。大規模な停電が起き、物流にも影響が出てきました。

7月6~8日にかけての西日本豪雨は中国、四国、九州各地に大きな被害をもたらしました。商業施設や小売店では浸水などによる営業休止が相次ぎました。土砂崩れや陥没などで道路が寸断され、公共交通も不通となり、物流、中元ギフトの配送に影響が出ました。

中国地区の7月百貨店売上高は前年同月比12.8%減と大幅ダウン。衣料品は18.5%減と特に減少幅が大きかったといえます。県別では広島県の百貨店が14.2%減と大きな影響を受けました。四国も7月百貨店売上高は6.1%減となりました。

イオンモール倉敷は6日深夜に、近くの高梁川が氾濫(はんらん)危険水位に達したことから倉敷市の要請を受け、立体駐車場を一時避難所として提供し、2000台強の車両が翌朝まで避難しました。

西日本豪雨で浸水したイオン小郡ショッピングセンター(福岡県)

◆インバウンドに影響

大型台風も相次いで上陸した。特に9月4日、徳島に上陸し近畿、北陸を抜けた台風21号は広範囲に影響をもたらしました。前日にJRが関西地区路線の始発からの運休を発表したこともあり、4日は関西の主な百貨店、駅ビル、ファッションビルが臨時休業しました。

強風による被害は大阪、京都、愛知、北陸と広範囲に及び、工場や倉庫の屋根が飛ばされました。浸水も多く、機械が一時使えなくなる、在庫が水浸しになって出荷できないという想定外の被害も出ました。

神戸港は浸水により、積み上げられたコンテナが海に流されました。回収には相当時間がかかり、水にぬれて使えないという事態も発生しました。

関西国際空港は開業以来初めて冠水する事態となり、連絡橋にタンカーが衝突したこともあって、空港の機能が果たせなくなりました。第1ターミナルの再開は10日後で、17日後の21日にようやく全面再開しました。航空貨物輸送に大きな支障をきたしたとともに、インバウンドへの影響も表れました。9月の訪日外国人は5.3%減で、13年1月以来、5年8カ月ぶりのマイナスとなりました。北海道胆振東部地震による新千歳空港の一時閉鎖も影響しました。

今後も異常気象は続くと予想され、緊急事態になっても事業が継続できるような計画作りと適切な運用が欠かせません。

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