ネルシャツの意味知ってる? 「ネル」と「フランネル」2文字か5文字で素材も違う!

  • 2017年11月25日更新
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
S624x416 shutterstock 540316870

秋になると店頭に並ぶ、ネルシャツやフランネルシャツ。チェックシャツの代表格で、毎年人気のアイテムです。ブランド・ショップごとに色の組み合わせや格子の大きさなどで特徴を出しており、バリエーション豊富ですが、「ネル」と「フランネル」この言葉に一体どんな違いがあるのか、ご存じでしょうか?

◇◇◇

ネルはフランネルの略称のようですが、実際には違います。

ネルとは、起毛した綿織物のこと。

フランネルは、起毛したウール織物のことを言います。素材そのものが違うため、同義ではありません。

ネルは、フランネルの姿かたちを真似た綿織物を指す和製語で、フランネルの語尾を取ったものです。丁寧に表現するなら、綿ネルやコットンフランネルと言います。

さかのぼると、明治時代の初期、和歌山で開発され、表面が起毛していることから「毛出し木綿」と呼ばれました。のちに生産地や素材の名称を取って「紀州ネル」「綿ネル」となり、単に「ネル」と呼ぶようになりました。起毛しているため薄手でも保温性がある特徴を生かし、肌着や肌襦袢(じゅばん)などに使われたようです。これによって和歌山は昭和(1926~89年)の中ごろまでネルの大産地でした。

◇◇◇

本家本元のフランネルについても、頭に入れておきましょう。フラノともいいます。紳士の背広や学生服に使われる、スーツの代表的素材で、数あるウール織物でポピュラーな物の一つです。

織物は経糸(たていと)と緯糸(よこいと)を使いますが、糸同士をゆったりめに織り上げた後、片面か両面に毛羽立ちを促す加工を行います。こうすることで、表面がふんわりして、保温性が高まります。これがフランネルです。

秋冬シーズンの一着として欠かせないネルシャツ、フランネルシャツ。強いて使い分けるなら、

ネルシャツはさらりとしていて、秋口の寒暖の差を補う羽織りものとしてぴったり

一方のフランネルシャツは、ネルのそれより、より温かい。共通するのは、どちらも表面がふわふわと柔らかく、温かみがあること。購入時に迷った際には、より利用シーンに合致する方を購入しましょう!

    関連する記事

    この記事に関連するキーワード

    話題のキーワードキーワード一覧

    月間ランキング月間アクセスランキング

    週間ランキング週間アクセスランキング