ファッション業界分野別調査!【17年度メーカーのスポーツウェア売上高ランキング】TOP10

  • 2018年10月19日更新
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繊研新聞社が毎年実施している業績調査の中から今回は2017年度の、メーカーのスポーツウエア売上高ランキングTOP10を紹介します。

分野ごとの調査において、軒並み売り上げ高下落という結果となる中、17年度スポーツウェア売上高は堅調ぶりが際立つ結果となりました。

厳冬追い風に一転増収 普段使い需要もつかむ

繊研新聞社が実施した17年度スポーツウェア売上高調査によると、前年と比較可能な30社の合計売上高(同一グループ内企業を除く)は、前年度比1.6%増の5418億6000万円となりました。

16年度は円高の影響などで1.8%の減収でしたが、17年度は増収に転じました。先に繊研新聞社が同様に実施した売上高調査のレディスアパレル(4.3%減)やメンズアパレル(2.8%減)、子供服(0.1%減)と比べると、堅調ぶりが際立つ結果となりました。

16年度のランキングはこちら ≫≫有力スポーツ専門店 2016年度業績ランキングTOP3

前年と比較可能な回答企業30社のうち、増収は15社となり、前年度の13社から増えた。減収企業は16社から11社に減りました。

スポーツ用品メーカーは、他のアパレル業界に比べ海外売上高比率が相対的に高く、そのため円高が進行した16年度は売上高の円換算額が目減りし、減収企業が相次ぎましたが、17年度は為替インパクトが薄まったことに加え、世界的な厳冬の影響で単価の高い重衣料が好調に推移し、各社の業績を押し上げました。

例えば1位のデサントは、韓国で「ルコックスポルティフ」や「デサント」のロングダウンがヒットしました。

トレーニングウェアやアウトドアウェアをファッションとして取り込む「ライフスタイル需要」の拡大も、増収の背景にあります。数年前に起きたスニーカーブームの影響などで、スタイリングにスポーツ要素を盛り込むことに、消費者はかつてほど抵抗を示さなくなっています。

こうした動きにうまく乗れているのは、2位のゴールドウインの「ザ・ノース・フェイス」。本格的なアウトドア商品を作りながら、そこで培ってきた技術や機能を汎用性のある一般品に落とし込み、普段使いの需要を開拓しました。素材特性や独自の設計思想を生かすため、デザインを極力シンプルにした結果、着こなしに取り入れやすいかっこいいタウンウェアとして消費者の目に映るようになっています。

一方、ランキング上位5社で、3期連続の減収となったのは、アシックス。フットウェアとの連携不足や各地域のニーズを捉え切れなかったことなどで、低迷が長引いています。今後は米国や中国など各国でのローカル対応を強め、収益性の改善に努めます。

順位 社名 スポーツウェア売上高(カッコ内は前年比伸び率%、▼は減・赤字)
1 デサント◎ 1229億3200万円(6.8%)
2 ゴールドウィン◎ 704億2000万円(15.6%)
3 ミズノ◎ 565億円(0.0%)
4 アディダスジャパン 483億4000万円(▼0.1%)
5 アシックス◎ 479億円(▼6.3%)
6 ナイキジャパン 356億9800万円(17.2%)
7 ドーム 352億500万円(9.6%)
8 プーマジャパン 235億1800万円(0.5%)
9 オンワードホールディングス◎ 159億1400万円(0.6%)
10 ワコールホールディングス◎ 139億7300万円(▼6.3%)

《表の見方》

  • 対象の決算期は17年6月~18年5月
  • ◎は連結業績
  • スポーツウェア売上高1億円以上を掲載。
  • アディダスジャパン、ナイキジャパン、プーマジャパンは本社推定。

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