【例文あり】面接で長所を聞かれたときの回答を元人事が添削!

  • 2018年01月26日更新
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面接で長所を聞かれた時、気をつけるポイントを元面接官が例文を添削しながら解説します。「ついやってしまいがちなミス」や「気をつけるべきポイント」などの添削指導の内容のほかにも、長所のアピール方法も見所です。

目次

  1. なぜ長所が聞かれるのか
  2. 自分の長所を知るための方法
  3. 面接で長所をうまく伝えるポイントは「結論→具体例→貢献」
  4. 「協調性」をテーマにした面接長所の例文
  5. 「行動力」をテーマにした面接長所の例文
  6. 「責任感」をテーマにした面接長所の例文
  7. 「真面目」をテーマにした面接長所の例文
  8. 「継続力」をテーマにした面接長所の例文
  9. まとめ

なぜ長所が聞かれるのか

長所やアピールポイントに関する質問は、採用面接で定番の質問です。あなたの魅力を的確にかつ効果的に伝えられるよう、事前準備が欠かせない項目です。

しかし、なぜ面接官はあなたの長所を聞き出そうとするのでしょうか。答えを準備するにあたり、まずは面接官の質問の意図を把握するようにしましょう。

質問の意図には、大きく2つの目的があります。

自己認知ができているか、確認するため

面接官は、応募者の学生が自分を客観的に評価する能力があるかどうか、つまり自己分析がきちんとできているかどうかを確認するために、長所を尋ねます。

自分のことを冷静に客観視できれば、良いところは伸ばすことができ、逆の短所や欠点についても改善する意識を持つことができます。実は、自己分析は就活中だけでなく社会人になってからも必要なのです。

仕事への適正を確認するため

長所は、あなたを企業に売り込むアピールの要素であることに加え、仕事への適正を示す重要な要素でもあります。

あなたの長所が、企業の求める人材と一致していたり、業務に不可欠な要素であった場合、仕事への適正があると判断されます。

好きなことや得意なことを仕事に活かすことができると、あなただけでなく企業にとっても利益をもたらすため、お互いにwin-winな関係を築くことができます。

このように、企業はより適正のある学生を採用したいと考えていることから、あなたに長所を尋ねているのです。

自分の長所を知るための方法

就活の面接で長所を伝えるとき、単純にあなたの良いところを伝えれば良い、という訳ではありません。「仕事に活かせる長所」を伝えることで、より効果的に自分を売り込むことができます。

この「仕事に活かせる長所」は、どうやって見つければ良いのでしょうか。自己分析をする時に、以下の3つの方法を使うと役に立ちます。

人に聞く

誰しも「自分のことは自分が一番理解している」と少なからず思っているかもしれません。ただ、「自分で思う自分の長所」は、しばしば客観性に欠けていることがあります。あるいは、自覚している長所よりも、もっと良い長所があるかもしれません。

自分の長所を知るためには、まずは自分をよく知る周りの人に聞いてみるのが効果的です。

例えば、家族や友人であれば、あなたのありのままの姿を見せている人たちなので、率直な意見が聞けます。自分では気がついていない、意外な長所を発見できるかもしれません。

就活中の友人がいる場合、お互いに長所を言い合うのも効果的です。他人の長所を見つけようと努力することで、自分の長所も見つけやすくなったりするものです。

また、近しい家族や友人だけでなく、先輩や後輩、バイト先の上司や同僚にも聞いてみるのも効果的です。そうすることで、自分の「外向きの顔」を知ることができるからです。

このように、まずは人から情報を集めることで自分のことを多角的に知ることができます。

過去の経験から振り返る

過去の経験を振り返ることで、長所だけでなくそれにまつわるエピソードも見つけ出すことができます。

過去の経験を振り返る時は、「ある一定の期間に渡り続けてきたこと」と「褒められたことや感謝されたこと」の両方から洗い出してみましょう。

一定期間続けたことの例
趣味、習い事、アルバイト、ゼミの活動、部活、サークル、ボランティア、資格試験の勉強等
褒められたこと・感謝されたことの例
「気が利く」と言われる、「計画性がある」と頼りにされる、「いつも明るくて元気をもらえる」と褒められる、「フットワークが軽くて誘いやすい」と言われる等

この時、過去の経験の中から「ある共通項」を探っていくと、自分の傾向が見えてきます。その中に長所が隠れているかもしれません。

性格診断ツールを使う

自分の長所を知るために、性格診断のツールを使うこともできます。

中でも有名なのは、「ストレングスファインダー」というツール。

オンライン上で質問に答えるだけで、34種類あるの強みの中からあなたが持つTOP5の強みを導き出してくれるという、自己分析にはうってつけのツールです。

所要時間は40~50分、価格は$19.99(約2200円、2018年1月22日現在)です。企業の新人教育にも導入されるなど、ビジネスの世界でも活用されています。

お金をかけずに、まずは無料の性格診断を試してみたい方におすすめなのが、「エムグラム診断」。

オンライン上で質問に答えると、あなたが持つ9つの資質を導き出してくれます。エムグラム診断では、強みだけでなく弱みも知ることができます。しかし、弱みも捉え方次第で強みに変えられるものです。

無料かつ所要時間も10分~20分と比較的短いので、ぜひためしてみてください。

いずれのツールも、自分の性格や長所を客観的に把握する助けになります。

面接で長所をうまく伝えるポイントは「結論→具体例→貢献」

就活での長所の説明は、話す内容と同じくらい、話し方も大切です。話し方一つで、伝わりやすさが変わるからです。せっかくのアピールポイントなので、効果的に伝えたいものですね。

すでにご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、「結論→具体例→仕事にどう活かすか」という流れで話すことで、相手に伝わりやすくなります。

結論から先に述べる

私たち日本人は、文章を書くとき「起承転結」で書くように、と小学校で教わります。しかし、これは「物語」を書くときの基本ルールであると認識している人は、意外と少ないものです。

実は、私たちの周りに溢れる文章は、新聞、雑誌、ネット上の記事など、ほとんどが「結論→具体」の順番で書かれています。活字だけでなく、テレビのニュース番組でも同様です。

なぜでしょうか。

それが一番分かりやすいからです。

必要な情報を効率よく伝えるためには、結論を先延ばしにして相手をワクワクさせる演出は必要はありません。

まずは「結論」から伝えましょう。

面接で長所を伝える場合は、結論はあなたの長所です。「私の長所は○○です。」と始めることで、端的に分かりやすく伝えることができます。

具体例を盛り込む

結論を述べたら、必ず具体例も盛り込みましょう。なぜ具体例が必要なのでしょうか。

それは、主張には根拠や裏付けが必要だからです。

そして就活においては、具体例こそがあなたの主張の裏付けとなります。

社会人になると、単に主張するだけでなく、主張の根拠や裏付けを述べなければいけません。就活でも同様で、あなたの主張一つ一つに根拠がなければ、話そのものを信じてもらえません。

自分の話を信じてもらうためにも、そして主張をより一層強めるためにも、具体的なエピソードを伝えましょう。

長所や具体例は1つに絞る

「長所はアピールポイントなんだから、できる限りたくさん伝えよう」という考えから、「私の長所は、○○と○○と○○と・・・」と複数答える学生がいます。

もちろん、長所がたくさんあるのは素晴らしいことです。ただ、複数の長所を伝えてしまうことで、一つ一つの長所が持つインパクトが薄れてしまいます。最悪の場合、面接官から「で、結局君の長所はなんだっけ?」と聞き直されることもあるかもしれません。

せっかくのアピールポイントなので、面接官の心に残るような伝え方をしたいですよね。そのためにも、伝える長所と具体例は1つに絞りましょう。1つの長所について、具体的なエピソードを伝えることで、相手の記憶に残る強い印象を残せます。

仕事への活かし方に触れる

企業や職種への適性をアピールするためにも、入社後どのように長所を活したいのか伝えましょう。

そうすることで、長所や適性だけでなく、企業研究をしていることや志望度の強さもアピールできます。

仕事への活かし方がわからない場合は、身近にいる社会人や先輩に聞いてみましょう。また、OB訪問の際に質問してみるのも手です。

人に聞けない場合は、企業のパンフレットや採用ページに載っている「社員紹介」の欄を参考にできます。どんな人がどんな分野でどう活躍しているのかを知ることで、自分ならどうしたいか考えてみましょう。

ここまで、長所の見つけ方や面接での長所の伝え方を紹介しました。ここからは、より実践的な内容に入っていきます。元人事担当者が、「協調性」「行動力」「責任感」「真面目」「継続力」など、多くの学生が長所に挙げる資質を例に、長所のアピール文を添削します。

「協調性」をテーマにした面接長所の例文

会社に入ると、どんなに有能な人間であっても一人で完結する仕事はありません。上司や同僚、部下と連携して仕事を進めるビジネスパーソンにとって、「協調性」は最も重要な要素の1つです。

次の例文は一見問題なさそうに見えますが、あるポイントを直すともっとわかりやすくなります。添削して、「協調性」がより伝わる文章にしてみましょう。

添削前の「協調性」例文

私の長所は協調性があることです。問題を抱えているサークルメンバーのノートや資料作成を手伝ったり、情報や人を紹介したりしていました。問題解決につながったときは嬉しかったです。そのためにできるだけ観察や対話する機会を多くとるようにしていました。社会人になっても、困っている同僚を観察して助け合って業務に取り組もうと思います。

添削ポイント:情報は時系列に並べた方が良い

情報は時系列に並べると、改めて整理せずとも1度で理解できます。「結論→具体例」の順序を崩さず、具体例の部分を時系列に並べて順序立てて話すようにしましょう。

<添削例文>
私の長所は協調性があることです。サークルでは、メンバーをよく観察して、よく話を聞くことを心がけました。自分にできることがあれば、ノートや資料の作成を手伝ったり、情報や人を紹介したりしていました。問題解決につながったときはとても嬉しかったです。社会人になっても、困っている同僚を観察して助け合って業務に取り組もうと思います。

「行動力」をテーマにした面接長所の例文

自分で物事を考え実行に移す「行動力」も、ビジネスパーソンとして大切な要素です。「行動力」を長所として伝える例文を元に、より伝わる文章に書き換えてみましょう。

添削前の「行動力」例文

私の長所は行動力があることです。以前友人とバンドをやろうかどうか悩んでいた時、「それぞれの楽器がどれくらい難しいか」をネットで調べてばかりいましたが、思い切って中古のベースを買ってやってみたところ、初めは楽譜すら読めずうまく弾けなかったベースが少しずつ弾けるようになってきて、今ではバンドのベーシストとしてライブに出れるようになり、行動力の大切さを学びました。社会人になっても新しいことを恐れずまずは取り組んでみようと思います。

添削ポイント:一文は短く簡潔にしよう

一文が長いと、聞いている方は「いつ終わるんだろう?」「結局何の話だっけ?」と混乱してしまいます。また、子供っぽい稚拙な印象を与えてしまいます。

そんな事態を避けるためにも、一文を短く簡潔にしましょう。一文につき一つの情報を述べるよう意識すると、わかりやすく伝わりやすい文章になります。

<添削例文>
私の長所は行動力があることです。以前友人とバンドをやろうかどうか悩んでいた時、「それぞれの楽器がどれくらい難しいか」をネットで調べてばかりいました。しかし私は、思い切って中古のベースを買って見よう見まねでやってみることにしました。初めは楽譜も読めませんでしたが、練習を重ねるごとに上達し、今ではバンドで演奏できるようになりました。私はこの経験から、行動力の大切さを学びました。社会人になっても新しいことを恐れずまずは取り組んでみようと思います。

「責任感」をテーマにした面接長所の例文

与えられた仕事を自分ゴト化すること、「責任感」は、企業が社員に求める重要なポイントです。

ここでは、「責任感」を長所として伝えるとき例文を元に、説得力のある魅力的な文章に書き換えて見ましょう。

添削前の「責任感」例文

私の長所は責任感があることです。任された役割の期限が迫ったときでも、周りの人のアドバイスを積極的に取り入れたり、情報収集の幅を広げて効率化を図ったりして間に合わせるための方法を実践していました。社会人になっても、自分の仕事を最後まできちんとやり遂げます。

添削ポイント:より具体的に説明しよう

具体例が具体的でないと、どこにでもあるありきたりな文章になるだけでなく、長所の裏付けが弱く説得力に欠けてしまいます。他の候補者と同じような回答になってしまわないためにも自分のエピソードを具体的に盛り込みましょう。

<添削例文>
私の長所は責任感があることです。アルバイト先で任されたシフト表の作成では、毎回提出日を守らないメンバーがいて、そのせいでシフト表の作成と提出が遅れていました。この状況を改善するため、スケジュール調整アプリを導入し、また3日前と前日にリマインドメールを送るなど工夫しました。すると提出遅れが減り、シフト表を期限通りに提出できるようになりした。社会人になっても、工夫を凝らして自分の仕事を最後まできちんとやり遂げます。

「真面目」をテーマにした面接長所の例文

「真面目に働くこと」は、社会人として当然のことです。しかし、当たり前のことを当たり前のようにできる人は思いの外少ないものです。就活で「真面目さ」をアピールすることで、面接官が採用を決める時の安心材料になります。

ここでは、真面目さをアピールする例文を元に、相手に信頼感を与える文章を作ってみましょう。

添削前の例文

私の長所は、真面目さです。大学の授業はこれまで無遅刻無欠席で、一度も単位を落としませんでした。入社後も体調管理を徹底し、無遅刻無欠勤で頑張りたいと思います。

添削ポイント:長所との関連性が高い具体例を出そう

授業を無遅刻無欠席とは、とても立派なことです。滅多にできることではありませんね。体調管理もしっかりされていたのでしょう。

ただ、この先長い社会人生活を送る上で「無遅刻無欠勤」は現実味に欠けます。それよりも「仕事で手を抜かない」ことや「誠実で正直であること」の方が評価されます。

次のように、企業が求める「長所」の要素と関連性が深い具体例を伝えることで、あなたの印象アップに繋がります。

<添削例文>
私の長所は真面目さです。授業の課題に取り組む時は、ネットの情報を丸写しするなど手抜きをせずに、コツコツと取り組んできました。教授にもそれを評価され、1年生の頃からGPA3をキープしています。人間誰しも、慣れてくると手を抜きたくなるものですが、やったことは全て自分の糧になるということを忘れずに、入社後も真面目に業務に取り組みたいと思います。

「継続力」をテーマにした面接長所の例文

面接官は「採用後は、できるだけ長く企業で活躍してほしい」と思っているため「継続力」はあなたの採用を決定づける重要な要素の1つになります。

そんな「継続性」を長所にするときは、「苦しみながら耐え忍んできた」経験よりも、「工夫したり、改善したりして続けてきたこと」を具体例として盛り込むことで、成長できる人という期待が高まるでしょう。

上記を踏まえて、次の例文を、あなたの魅力がもっと伝わるような文章に書き換えて見ましょう。

添削前の例文

私の長所は、継続力です。私は中学から9年間剣道をやっています。稽古は土日祝日問わず毎日あり、趣味を持つ時間も体力もないほど剣道一筋でやってきました。それが功を奏し、大学では1年生からレギュラーとして活躍し、全国優勝を果たすことができました。コツコツと練習を積み重ねたことが要因だと思います。就職してからもこの気持ちを忘れずに頑張りたいです。

添削ポイント:すごいことを書こうとしなくても良い

9年間も打ち込んできた経験は、一生の宝物になります。ただ、上記の例文では「辛さ」がアピールされていて、ややマイナスの印象があります。辛い稽古を、どう乗り越えたのか、というポジティブな要素を加えることで、生き生きと取り組む様子を伝えた方が、あなたの魅力がグッと高まります。

<添削例文>
私の長所は、継続力です。私は中学から大学まで9年間剣道部に所属しております。毎日の稽古は辛いものがありましたが、仲間と切磋琢磨しながら励んだことで、剣道の腕をあげるだけでなく一生の友情を育むことができました。仲間がいたから継続でき、結果として全国優勝を果たすことができました。社会人になっても、チームの仲間と力を合わせて業務に励んでいこうと思います。

まとめ

今回は、就活の面接で長所を聞かれる理由や上手な伝え方、さらには長所の見つけ方について詳しく紹介しました。長所がまだ見つからない場合は、今回紹介したような人脈やツールを使って探して見てください。客観的に指摘されると、自分では気がつかなかった長所が浮かび上がってきます。自分が普段何気なくやっていたことが、実は就活向きの素晴らしい長所だった、という場合も多々あります。長所や強みを活かせる仕事に就くと、充実した働き方ができますし、社会や企業への貢献度も上がります。ぜひ、自分の長所を存分に活かせる職を手にしてくださいね。

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