【企業の原点をたどる-4】ヴァンドームヤマダ  始まりは象牙のアクセサリー

  • 2018年01月16日更新
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ジュエリー企画・小売りのヴァンドームヤマダの創業者は、山田伸子会長の夫であり、山田潤社長の父である故山田稔氏。かつてアパレル会社に勤めていた稔氏が、視察に訪れたパリで受けたカルチャーショックが、原点にあります。

70年代のパリはエスニックブームに沸き、象牙やべっ甲などのアクセサリーが大流行していました。稔氏の父は、浄瑠璃の三味線弾きが使う象牙のばちを作る職人で、象牙にはなじみがありました。帰国後、「象牙のアクセサリーを作ろう」と73年にヴァンドームインターナショナル(当時)を設立。75年に「ヴァンドーム青山」1号店を南青山2丁目にオープンしました。

(写真=象牙をファッショナブルにデザインした創業時のアクセサリー)

「当時の青山は、石津謙介氏の「VAN」(ヴァン)をはじめ、「ビギ」や「ニコル」といった店が並ぶ、一番おしゃれなファッションの街だったんです」と当時を知る伸子会長。

1号店は、ヴァンドーム広場に軒を並べるブティックをヒントにした重厚感あるデザインで、「バーと間違えて、1杯だけ! と入ってくる方もいらっしゃいましたね」。

そのショップで、ファッション性の高いオリジナルの象牙のアクセサリーや、当時は珍しかったきゃしゃなデザインの18Kリングなどを販売。「創刊したばかりの『アンアン』のスタイリストをはじめ、スタイリッシュな方々が出入りし、そこから口コミで人気が広がりました」。

その後、78年に百貨店1号店として伊勢丹新宿本店に出店。82年には100店舗を達成します。

青山の本店は何度か移転した後、01年に骨董通りに移り、現在の形に。「ブランド名であり、創業の地である青山でこれからも頑張ろうという思いを、現社長も強く持ってくれています」といいます。

(写真=骨董通りにある現在の「ヴァンドーム青山」本店)

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