【企業の歴史をたどる-3】アルページュ スカートもパンプスもひたすら試着

  • 2018年01月16日更新
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アルページュは81年、東京・代々木で野口麻衣子社長の両親が営むマンションメーカーから始まりました。レディスの布帛(ふはく)物を作っていましたが、卸し先の婦人服専門店のビジネス環境が厳しくなり、90年代後半に直営店出店に乗り出します。

最初は池袋のファッションビルで、自社ブランド「アプワイザー」や仕入れのニットを扱ったそうです。入社したばかりの野口社長も店長として店頭に立ち、「最初は1時間かけて1点売る感じで本当に大変でした」。

(写真=当時の池袋店。大文字のロゴでした)

その後も何店か挑戦し、ブランド名も「アプワイザー・リッシェ」に変更。転機は15年前です。同社の店舗をたまたま銀座の百貨店のバイヤーが目に留め、念願の銀座出店が叶いました。

バイヤーの期待になんとか応えたいと思っていたところ、オープンした月にオレンジのトレンチコートが大ヒット。赤みがかった他にない色合いで、雑誌でも紹介され飛ぶように売れました。これをきっかけにほかの百貨店にも店舗を広げていきます。

エレガンス市場で進化を続ける「アプワイザー・リッシェ」(新宿マルイ本館店)

赤文字系ファッションのブームとともにタイトシルエットの服やハイヒールのパンプスを身につける女性が増え、自社でも作ろうとしたときのこと。

とにかく皆で商品をたくさん試着しました。「次第に、タイトスカートのスリットの深さは10センチと7センチのどちらが良いか分かってくる。この差が重要だと感じました」。

この姿勢は今も変わりません。「女性は何がほしいのか、スタッフはたくさん悩みながら商品を作っています」。

変化の激しいレディス市場ですが、周りに流されず「一人のお客様のために動く人たちの集合体でありたいと思います」と意気込みを語ってくれました。

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