【レポート】立教大学服飾デザイン研究会(FDL)主催のファッションショー「( )ism」

  • 2018年08月03日更新
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こんにちは。センケンjob新卒事務局です。立教大学の服飾デザイン研究会(FDL)は、7月15日に立教大学ウィリアムズホールにてファッションショー「( )ism」を開催しました。今回は、当日の様子やセンケンjob注目のルックなどをご紹介します。

【立教大学服飾デザイン研究会について】

「FDL」は、50年以上の歴史を持つ立教大学唯一の服飾系サークル。
年に2回、6月と12月にファッションショーを行い、毎回様々なテーマに基づいて、服のデザインから製作、音楽、映像、内装、演出、プレス、モデル管理などのすべてを学生のみで手掛けています。
”売るための服”ではなく、”考えを表現するための服”ということを念頭に置き、ファッションショーを通して、何かを感じ取ってもらうことを目的に活動を行っています。

FDLのショーは、毎回全体のテーマを設定しそのテーマに沿って各部員がコレクションを発表しています。ショー開催にあたっては、2月頃から部員全員でテーマについて話し合い、今回のテーマを決定したそうです。

『(  )ism』
民族の一員である彼らが纏う衣服の色は時に摩擦を起こしてはひとつとなり、歴史を繰り返すたび変化し、消滅してきた。流行とは対に置かれ、過去の遺産として捉えられてきた民族衣装。最先端へと引き上げ、彼らが築いた衣服文化(色)を再確認する。

今回のショーは三部構成となっており、1部は「平和」、2部は「争い」そして3部は「未来へ」と、それぞれのサブテーマと設定した。各部員はそのサブテーマも念頭に置きながら、『(  )ism』の空白部分にそれぞれが表現したいコレクションに合った言葉を入れ、従来よりも全体がまとまっている印象を持ちました。

センケンjob新卒 注目LOOK

LOOK5 (sign)ism  青谷博子さん

儚い粒子は時に生かしておいた砂鉄のように臆病に依存する。
そして感覚的に宿る内気な美として、だらしなく愛を送ろう。
巡り巡ってラストには、海の波線の僅かな秒間をマットに生かしておこう。
午前4時の月だけに。

マドラーやビニール袋、朝顔のツルを巻きつけるネットなど使い捨てされるアイテムを使用することで「儚さ」や「生き残ってしまった様子」を表現した青谷さん。美大出身のバックボーンを活かし、コンセプチュアルな作品に仕上がっていました。

LOOK9 (supremat)ism 逆井七海さん

1920年代の政治的統制、その中には前衛芸術の統制も含まれていた。
ロシアのアイデンティティ精神・無対象を描く事を主張した、抽象画家カジミールの絵画から着想を得る。

代表の逆井さんは、社会や時代背景だけでなく、ファッションとアートの関係性に焦点を当てた作品を発表しました。ロシアの前衛芸術の統制に興味を持ち、マレーヴィチの作品"black square and red square"をオマージュしたデザインとしたそうです。トレンドであるスポーツ要素も上手に取り入れていました。

LOOK14 (hijab)ism 高橋優希さん

反近代的、反民主主義、女性の抑圧といった負のイメージを纏う「hijab」
しかし、「hijab」には彼女たちの強く美しい色がある

イスラムの女性を象徴する「ヒジャブ(hijab)」。高橋さんが詳しく調べたところ、hijabは女性を抑圧するものではなく、女性を守る意味をもち、彼女たちはhijabをとても愛している事を知り、真っ白なウェディングドレスのようなルックで表現をしました。こだわりは、女性を守る目的で使用されるhijabと保護の目的で使用される気泡緩衝材を掛け合わせ、赤い糸で女性特有の月経やhijabへの愛を表現した点。

 

当日は3回のショーを行い、約250名が来場し、若い熱気に包まれていました。今後、全ルックは後日FDLホームページやインスタグラムにアップされる予定です。過去のショーでのルックも展開されているので、是非チェックしてみてください。

TEXT by センケンjob事務局 エリー

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