“ファッションを学ぶ場”を作るヒト ファッションスタディープランナー篠崎友亮さん

  • 2017年03月01日更新
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 ファッション・アパレル業界への携わり方は、無数にあります。「作る」「売る」「買う」はもちろん、「見る」ことも「触れる」ことも「考える」こともそう。そんな中で、今回は「学ぶ」をキーワードに独自の取り組みをしている先輩、篠崎友亮さんを紹介します。

 篠崎さんは、ファッションについて体系的に学べる場を提供する「ファッションスタディーズ」を主催しています。自身もアパレルメーカーに勤めながら、各種勉強会のプランナーとして、月に何回かの講座を運営しています。センケンjob新卒でもレポートしている「Fashion y」もそのひとつ。両立の仕方に悩むこともあるが、業界の活性化を願い、学ぶ場作りをライフワークとして続けています。

篠崎さんに、活動のきっかけや原動力を聞きました。


参考=【リアルなアパレル業界のお仕事を学ぼう!】プレスのお仕事とは?「Fashion y」レポート
https://job.senken.co.jp/shinsotsu/articles/fashiony-09

 

「やりたいと思ったら 続けることが大切」
ファッションスタディープランナー 篠崎友亮さん


――ファッションへの興味はいつから。

 前橋に居た中高時代からファッション誌が好きで、ブランド物を買っていました。まだファッションが熱かった97年、憧れの東京の大学に入学。世の中の仕組みが知りたくて経済を専攻しつつ、新宿の伊勢丹やバーニーズの品揃えのすごさに感動。着るより、海外で活躍するデザイナーなどの服を見る方が好きになりました。興味が広がり、高級仕立て服の講座や物作りからビジネス、一般人向けなど各種ファッション講座を受講し始めたのが大学2、3年のころです。


 最も影響を受けたのが、元文化服装学院院長の故小池千枝先生の講座。「おのおのに合ったファッションの学び方がある」と言われ、作るより向いていると思ったのか、参加2回目から事務局の手伝いを任されました。建築や広告の仕事をしながら通う人、既に退職した年配の男性、夜間の服飾専門学校生、外国人など幅広い人が、各自の解釈でファッションを学んでいて「オープンな学びの場って、いいな」と思いました。


――大学卒業後はIFI(ファッション産業人材育成機構)へ。

 ファッションに進路を絞りつつ、いろんな勉強会の運営を手伝って学ぶ場作りが面白くなり、プロ向けの学校で何を教えるかも興味があって進学。創工商が柱の体系的なファッションの学び方を習得し、企業から派遣されて勉強する大卒の同級生を見て、専門教育の経験がない業界人が学ぶ場の必要性を実感。今につながっています。出会いと学びの場を主催する外部講師にも出会い、運営に参加して「実業も学ぶ場も必要」という言葉に共感。就職後も手伝いを続けました。

 ――仕事をしつつ、05年からは勉強会の主催も開始。

 収入を得る仕事と並行し、学ぶ場作りはライフワークとして、ないと不自然に感じるようになり、発展的に続けています。当初は音楽やアートの勉強会も企画していましたが、3年半前から一番やりたいファッションを深掘りする路線に変更。テーマは創工商を軸に本やネットで調べて企画し、学ぶ場で出会った各分野の詳しい人に相談して講師を選び、10種類近い講座を開催。多くの講師が、業界の活性化を願う共通の思いから、交通費程度で協力してくれ、続いています。

 


(画像 FASHION STUDIES HPから)


――自主活動の原動力は。

 何よりうれしいのはファッションに興味をもつ、特に若い人が増えること。仕事に使う力が限られる点は悩みですが、本業にして収入目的で啓蒙(けいもう)活動をするのも疑問で。続ければ次が見えてくる。やりたいと思ったら続けることが大切と、若い人にも伝えたいですね。

 

(繊研新聞2016/04/22 日付から 写真=撮影はTakuji Nishida)

 

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