「パリゴ」のアクセ 備中備後のデニムを国内外へ 今春に新ブランドを立ち上げ 

  • 2019年03月04日更新
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セレクトショップ「パリゴ」を運営するアクセ(広島県尾道市)が今春立ち上げるデニムの製品ブランド「JAPAN DENIM」(ジャパンデニム)は、CSR(企業の社会的責任)の新しい取り組みです。

デニムの産地に本社を置く企業として、日本が誇るデニムで製造業者とブランドメーカーを結び付けて発信します。既にデニム製造業者とブランドの協業が進み始め、産地活性化策として注目されています。

(古川富雄)

■11ブランドと

この事業は、行政と事業者が連携して国産デニムをPRする「備中備後ジャパンデニムプロジェクト」の一環。日本を代表するデニム産地でありながら、一般には知られていない状況を打破しようというものです。デニム製品のバイヤーでもあるアクセの高垣道夫専務は、「当社は様々なブランドを扱うセレクトショップで、地元のデニム製造業者と組めば何か新しいことができる」と考えています。

そこで取引のあるジーンズブランドやデザイナーブランドに声を掛け、11ブランドと協業することにしました。ジャパンデニムに参加するのは「AG」「ヤヌーク」「ミュベール」「クロ」「ヨシオクボ」「クルニ」などで、それぞれが1、2アイテムを企画します。価格は2万~5万円とし、各ブランドの通常品より1マーク下に設定します。パリゴ企画もあり、シルエットの美しさにこだわったジーンズ(1万8000円)を出します。

「ヨシオクボ」との協業商品

■復興支援も

生産は福山市、井原市からの呼びかけに応じた備中備後の25社(織布、染色、加工、縫製など)が担います。アクセの担当者が25社全てを訪問、各ブランドにそれぞれの工場の特徴など情報を伝えています。あるブランドは昨年の西日本豪雨で浸水被害の出た企業のデニムを使い、復興を支援することも目的にしています。

販売にあたっては、ジャパンデニムの目的や製造業者の情報を分かりやすく伝えています。全ての商品の下げ札、タグには生産に関わった企業名を入れています。QRコードも付け、製造業者のホームページに飛びます。各ブランドのコンセプト、デザイナーの思いといった情報も読めます。

販売は3月27日~4月30日に東京・ギンザシックスで開く期間限定店が皮切り。5月上旬からは、パリゴのショップとECでも販売します。各ブランドは自社の展示会にジャパンデニムのアイテムを出し、卸売りを広げます。来年には欧州の展示会、ショールームに出展する予定もあり、今後は参加する製造業者、ブランドを増やし、産地のブランディングを進める考えです。

「エズミ」との協業商品

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